幕間 後処理
その後、国民達に王家や貴族達の罪は公表された。
当然だが、国民達は騙されていた事に激怒した。
その後、貴族達は軍による取り調べを受け貴族達がやって来た罪が明らかになった。
勿論、反論する者もいたが不正の証拠の書類がありぐうの音も出なかった。
その証拠も実はクーデター前日、一部の大臣達と交渉を行い手に入れた物である。
貴族達は裁判にかけられ身分剥奪、財産没収、領地没収となり、奴隷墜ちとなったり王都を追い出されたり、平民になったりと其々の処分を受けた。
平民や奴隷になった貴族達は国民から白い目を向けられ悲惨な日々を過ごす事になった。
それから数日後、ある馬車が山道を登っていた。
「どこに向かっているんだ・・・・・・?」
「わからないわ・・・・・・。」
乗っていたのはカインとステラである。
彼等は牢屋に入れられて幽閉生活を送っていたが何故か出され馬車に乗せられていた。
これから自分達はどうなるのか、戦々恐々としていた。
すると馬車は突然止まった。
「降りろ。」
兵士から降りる様に指示を受け馬車から降りたカインとステラ。
その二人の目の前に一人の男が現れた。
「よぉ、久しぶりだな。」
「お、お前は・・・・・・っ!」
「ノ、ノエル・・・・・・っ!」
「言っておくけど幽霊じゃないぞ。ちゃんと足はあるからな。」
そう、ノエル・ビーガーである。
漸く主人公、登場です。そして、二人に『ざまぁ』をします。




