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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
410/416

大晦日記念小説

「もう年の瀬だねぇ……」


「1年なんてあっという間だなぁ」


 ギルドにてユウスケとガーザスの3人で俺達は雑談していた。


「そういえば、まだ冒険者やっていた頃にユウスケが『ソバ』を振る舞ってくれたよな」


「ソバ? 何それ?」


 アクアが喰い付いてきた。


「ユウスケの故郷では今年の最後の日にソバを食べるらしいんだ?」


「何か意味あるの?」


「寿命が長くなるように、ていう昔からの言い伝えでね、縁起を担ぐんだよ」


「へぇ~」


 感心したようにアクアは頷いた。


「俺達がギルドに所属していた頃、ユウスケがソバを作ってみんなに振る舞って大好評だったんだ」


「私も食べたい!」


 アクアが目をキラキラさせて言った、うん、絶対興味持つと思った。


「そう言うと思って実は用意していたんだよ」


 ガーザスがドンッとソバを置いた。


「いつの間にっ!? ていうかお前ソバを作れる様になったのか?」


「ユウスケに教えてもらったのを思い出しながら作ったんだよ」


「美味しそう〜」


 アクアがヨダレを垂らしている。


(アクアは神なんだから別に必要ないような気がするけど……、言うだけ野暮か)


 俺はそんな事をしながらソバを食べた。


 ソバは美味かったしアクアも満足そうな顔をしていた。 


 

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