表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
406/416

クリスマス記念小説

「そういえば今日はクリスマスか」


 ユウスケの店でカレンダーを見て俺は思い出したように言った。


「そういえばそうだね、1年ってあっという間だよね。ノエルの村は何かやるの?」


「まぁ子供達にプレゼントをあげたりちょっとしたパーティーをやるつもりだ。アクアも楽しみにしてる」


「アクアって土地神の? 神様も楽しみなんだ」


「でも、最初大変だったんだぞ。サラが変な事吹き込むから……」


「変な事?」


「サラの奴、『魔界ではいい子にしてないと鉈を持って襲いかかる』とかアクアに言ったらしいんだ。そのせいでアクアは眠れなかったらしい」


「そんなサンタいてたまるかっ!?」


「俺もそう思ったんだがアリスに聞いたら魔界では常識らしい……」


「独特なんだね、魔界って……」


「ユウスケの地元じゃどんなクリスマスを過ごしたんだ?」


「まぁ普通にケーキとかチキン食べたりしてたかな。 あ、でも……」


 なんか思い出したらしくフッとユウスケが黄昏れた表情を見せた。


「もしかしてコウ関連か?」


「『クリスマスプレゼントが欲しいなら俺を倒すんだな』とか言って……、こっちは別に欲しいとか言った事無いのに無理矢理拉致されて……、モミジさんもいたから更に被害が……」


 ……まだそんなに会ってないのにコウの人となりがわかってきた様な気がする。

お久しぶりの更新です。漫画版『元勇者は静かに暮らしたい』でクリスマス短編が更新されてそれを受けて書きました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ