表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
337/415

元勇者、謎の鉱石の正体を知る

 ハノイ村に戻って来た俺達はそのまま工房に向かった。


「此処が私の工房っス!」


「へぇ、これはこれは……」


 工房を見たタイジは辺りを見回しながらウンウンと頷いていた。


「うちの作業場と対して変わらないじゃないか。 これだったらカタナを作れるな」


「カタナ?」


「ワ国版の剣だよ、ノエルにも見せた事あるでしょ?」


 そういえばユウスケに見せてもらった事があったなぁ。


 確かユウスケが持っていたのは『タントウ』って言って短い物だったな。


 それでも輝いていて妖しい感じがしたんだよな。


「それでコレが例の鉱石っス」


「コレか……、ん? これって……」


 タイジは鉱石をマジマジと見ながら何かブツブツと言っている。


 鉱石をいろんな方向から見てタイジは言った。


「驚いたな、まさか『ゲンショウセキ』と出会えるとは」


「「ゲンショウセキ?」」


 俺とヨーミリの声が重なった。


「ゲンショウセキはカタナを作る上で大切な鉱石だ。ワ国でしか取れないと思っていたから、まさか余所の国でお目にかかるとは思わなかった」


「そんな鉱石だったんスか、知らなかったっス」


「しかもコレはかなり質が良い。 ひょっとしたら名刀が出来るかもしれないぞ」


「マジっスかっ!?」


 ヨーミリは興奮気味に言った。


 もしかして、とんでもない物が出来るんじゃないか? 



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ