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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
315/416

元勇者、結婚式を楽しむ

 結婚式は終わりそのまま結婚パーティーが始まった。


「このお肉美味いなっ!」


「このサラダも美味い!」


「天気も良いし料理も美味いし今まで出た結婚式の中で最高だよっ!」


 招待客も満足しているみたいで良かった。


「アミア、結婚おめでとう!」


「ラミア! 来てくれたのね」


「私もいる~······、モグモグ」


「ミネルバ、食べながら挨拶しないの」


 この4人が集まったのもあのお茶会以来か。


「こんな素敵な会場でパーティーが出来るなんて羨ましいわ。私もノエル様に頼もうかしら」


「ラミアも結婚するのか?」


「実は来月挙式予定なのよ。私は特に反対は無いから普通に式は挙げれる······、と思いたいわ」


「そんな不安を残すような言い方をするのは止めてっ!?」


「冗談よ、後はリリアとミネルバだけどまだまだ2人は予定はないみたいね」


「私は仕事に生きるから良いんです!」


「興味ない······」


 ······この2人はまだまだ縁遠いか。


「ユウスケさん! 料理が無くなりました!」


「またっ!? サイクル早くないっ!? 今作っているから待っててっ!!」


 調理場は戦場みたいに忙しいみたいだ。


「ユウスケの奴、忙しいみたいだな」


「コウ、今回は協力してくれてありがとう」


「なぁに、乗り掛かった船だ。気にすんな」


「ところでモミジは?」


「あぁ、アイツはワ国に帰った。て言うか強制送還された」


「なんでだ? 今回は許可があったんだろう?」


「それはそれだ、その前に牢屋ぶっ壊した事が原因でミカドからお説教だ」


 あぁ、そんな事話していたなぁ。



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