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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
274/416

幕間 ノエルが勇者になった後5

「つ、疲れた······」


「ユウスケさん、どうかしましたか? 凄く疲れた様な顔がしてますよ?」


「昨夜、旧友がいきなり現れてねぇ······」


「大丈夫ですか? 今日の依頼は止めておいた方が」


「いや、大丈夫だよ。そろそろミナも昇格出来るかもしれない大事な時期だからね」


 コウさんと会った翌日、いつもの様に僕はミナとギルドで合流した。


 現在ミナは見習いのFランクだけど次の依頼を達成すればEランクに昇格する。


 Eランクになれば見習いは卒業、行動範囲が拡大する。


「それじゃあ今日は卒業試験と言う事で1人で依頼を受けてみようか」


「わかりました」


 そう言ってミナは掲示板へと向かった。


「おぅ、あのミナって言う子、なかなか頑張ってるじゃないか」


 声をかけてきたのはギルドマスターだ。


「はい、僕なんか直ぐに追い抜かれますよ」


「ははっ、お前を追い抜けるんだったらドラゴンを瞬殺できるな。ところで『例の件』だけどなぁ、やっぱりレバニアでは厳しいな」


「やっぱりですか······」


『例の件』とは僕の夢である自分の喫茶店を持つ事だ。


 出来ればレバニアで店を出したくてマスターに物価とか調べて貰っている。


「レバニアは新参者を歓迎しないからな、それに物価も高いからな、これも魔王討伐に金をかけてるのが原因みたいだな、だから商人の間で噂になってるのがシュヴィアの方が良いらしい」


「シュヴィアかぁ······、実は気にはなっているんですよね」


「どうだ? シュヴィアに行ってみたらどうだ? 向こうのギルドマスターに紹介状書いてやるぞ」


「そうですね、一回行ってみますよ」


「その方が良い、ユウスケはレバニアで埋まらせておくには勿体無いからな」


 僕はシュヴィア国に行ってみる事にした。  


 




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