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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
270/416

幕間 ノエルが勇者になった後

今回はユウスケ視点のお話です

 僕ユウスケ・アナンはワ国からレバニアにやって来て冒険者となってノエルやガーザス達と出会ってパーティーを組んだ。


 でも、物事には終わりというのは必ずやってくる。


 ノエルが勇者となった事、ガーザスが家の都合で冒険者を廃業する事になった事が重なりパーティーは解散となった。


 パーティー解散後僕はソロ冒険者となり活動を続けていた。


 僕には『自分の店を持つ』と言う目的がある為、冒険者を辞める訳にはいかなかったのだ。


 そんなある日の事、思わぬ再会をする事になった。


「ユウスケ、暇か?」


「なんですか? マスター」


 依頼を終え帰る所をマスターに呼び止められた。


「実はな、新人を一人サポートしてもらいたいと思ってな」


「新人、ですか?」


 まぁ、入ったばかりの冒険者がベテランパーティーに入って色々覚えていく事は変わった事ではない。


 中には何も知らない新人をターゲットに嫌がらせをする冒険者もいるけど、少なくともこのギルドにはいない。


 マスターやギルド職員がそこは厳しく管理しているので心配はない。


「別にかまいませんけど」


「そうか、おいっ!新人、コイツがお前さんの指導役だ」


 マスターに呼ばれてやってきた人物を見て僕はビックリした。


「えっ!? ミナさんっ!?」


「ユウスケさんっ!?」


 あの盗賊団の件以来の再開だった。


 マスターはニヤニヤしていたから確信犯ではないか、と思う。


「な、なんで君がっ!? 騎士団に所属してたんじゃ……?」


「実は……、騎士団は辞めました。ついでに我が家も潰れてしまいました」


「えぇっ!?」

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