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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
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幕間 ノエルが勇者になる前4

 洞穴の中へと潜入した俺達をユウスケが待っていた。


 既に縄で縛られ伸びている3人の盗賊と共に。


「見回りがいたんでちょっと眠って貰ってる」


「流石はユウスケだな、仕事が早い」


「因みに入り口の罠を解除した事でアイツらは逃げられないよ」


「どうしてわかるんですか?」


「入り口の罠と連動していて逃げ口が開く様になっているみたい」


「それも透視で見えるんですか?」


「いや、コレはまた違う能力で『千里眼』って言うんだよ」


 千里眼は物の仕組みとか構造だけじゃなく人の心とかも読めるらしい。


 ······ユウスケを敵に回さなくてよかったよ。


「じゃあ奴らは袋のネズミって訳だな?」


「そういう事」


「よっしゃ! 派手に暴れてやるかっ!」


ガーザスがニヤリと笑った。


 俺達はそのまま洞穴の中を突き進み中心部へとやって来た。


 バンッ!とおもいっきりミナが扉を開けた。


「レバニア騎士団第10部隊の者だっ! ガボック盗賊団、お前達を捕縛するっ!」


「なぁっ!? なんで此処がわかったっ!?」


「って言うか罠が発動しなかったぞっ!」


「くそっ! さっさと逃げるぞっ! って逃げ口が開かないぞっ!」


 盗賊団は慌てふためいている。


「大人しくしてろよ、でないと痛い目にあうぞ」


「くそっ! やっちまえっ!!」


 まぁそうなるよな。


「皆さん、加減はしなくて構いません」


 俺達と盗賊団の戦闘が始まったが、結果から言えばものの数分で決着がついた。


 向こうの方が人数は多かったが問題はなかった。


 俺達はあっという間に盗賊団の捕縛に成功したのだった。


 



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