表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
229/416

元勇者、ミラージュの昔話を聞く

 翌日。


「えっ、こんなにあるのか・・・・・・」


「そりゃあ数百年の世界の動向を記録してるんだからそれなりの量はあるわよ」


 ミラージュが持って来た歴史書は数百冊だった。


「しかもかなり分厚い・・・・・・」


「一年を一冊に纏めてあるからね、これでもかなり編集されてる方よ。今回持って来たのはシュヴィア国周辺の物よ」


「この辺り周辺の事か、て言う事は先代勇者の話も出ているのか」


「勿論、て言うか私達が聖国にやって来た所から始めてるからね」


「確か魔王を倒した暁に領土を頂いたんですよね?」


 シュバルツの問いにミラージュは首を横に振った。


「違うわよ、私達の力を恐れた国王達が自分達の地位を脅かされ無い様に私達をなんにもない無人島に押し込んだ訳。多分、その意図に気付いていたのは私だけじゃないかしら?」


「まぁ先代勇者はど天然だって言うのは何となくわかるがシエンスもわかってたんじゃないか?」


「かもしれないわね、私もアイツの脳内はわからないから」


 何て言うか勇者って言うのは損な役割だよな。 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ