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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
227/416

元勇者、悩む

久しぶりの更新です。

 魔族の移住者達を受け入れてから数週間が経過した。


 今のところは特に問題はなくサラ達のお陰で村人達との関係も良好だ。


 その中で魔族の中からある発言が聞こえてくる様になった。


「『人族のイメージが違う』?」


「私もそうだったんだが昔から『人族は我々が古くから支配する土地を奪う敵』と教えられてきた。しかし、実際に接してみてそのイメージとは違う事にビックリしているみたいだ」


 サラからの報告に俺は何となくだが納得した。


「俺も魔族は昔から敵だ、と教えられてきたからなぁ。もしかして、お互いに誤解があったのかもしれないな」


 その結果が長い間の戦争状態になったんだろうが、結局憎しみしか生まれないからな。


「魔族て歴史書とかて存在するのか?」


「いや、殆どが口伝てで伝えられた話だが」


「そういう歴史とかは紙に残していった方が良いと思うんだ、お互いを理解する為に」


「ふむ、確かに」


「しかも一般人でもわかるぐらいの歴史書が必要だと思う」


 こういうのに詳しいのは学者先生とか研究者だろうが、正直言うとこういう人達はプライドが高く自分達を特別だ、と思っている輩が多い。


 偏見ではなく実際に俺が接してきた人達がそんな感じだった。


「情報は共用するべきなんだよな」


 シュバルツに相談してみるか。     

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