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元勇者、受け入れ状態を整える
「・・・・・・という訳で魔族を受け入れる事になった。」
俺はアリスとの話をみんなに報告した。
「それはありがたい話ですよ。我々としてもこれからどう魔族と付き合って行こうか、悩んでいたんですよ。まだまだ魔族に対して抵抗をしている者もいますから。」
確かに抵抗があるのも否めないが、しかし、この流れに逆らうのは損だと思う。
それに互いを理解する時間はたっぷりあるから別に急がなくても良い。
「それで、サラに魔族と人間との橋渡し役をやってもらいたいんだが頼めるか?」
「別に構わないぞ。私が出来る事だったらなんでもやろう。」
「それじゃあ家も作らないといけませんね。普通の家で良いんでしょうか?」
「中には森や川等を住みかにしている種族もいる。いきなり人間と同じ住居を住まわせるのはストレスになりかねない。」
「なるほど・・・・・・。」
「事前にアリスにどんな種族が来るか聞いておかないとダメだな。」
「これはこの世界の関係を変える大きなチャンスになるかもしれませんからね。念には念を入れないといけません。」
リリアにそう言われて俺は『あれ? 安請け合いしたけどもしかしてかなりの大事になってる?』と内心思っていたが口には出さなかった。
俺以上にみんなが気合いを入っているから・・・・・・。




