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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
214/416

元勇者、行き倒れを助ける

久しぶりの投稿です。更新していなくて申し訳ありません。

 その後、ルーシェと色々話したリンダは満足気だった。


「うちの愚弟の子供なのに凄く真っ直ぐ育ってくれていて安心したわ。あのまま素直に育ってくれれば良いんだけど。」


「そこは俺達がちゃんと見るよ。」


「そうそう、安心してよお姉ちゃん。」


「そうね、貴女達の様子を見てれば大丈夫みたいね。」


 翌日、リンダとエレンは帰っていった。


「何事も無く終わって良かったですね。」


「そう毎回トラブルがあったらこの身が持たないよ・・・・・・。」


 皮肉じゃなくて間違いなく本音だ。


 そんな俺の思いとは空しく次のトラブルは既に迫っていた・・・・・・。



 数週間経ったある日の事、サラと共に村の近辺のパトロールをしていた時だ。


「ノエル、誰か倒れていないか?」


 誰かが道端に倒れているのを発見した。


 俺達は直ぐに駆け寄った。


「おいっ! 大丈夫かっ!?」


「うぅ・・・・・・、ちょっと目眩がしたんで。」


「サラ、悪いけど救援を頼む。」


「わかった!」


「すぐに人が来るから安心しろっ!」


「す、すまない・・・・・・。ここまで飲まず食わずで来たから・・・・・・。」


 数分後にリリアとシュバルツがやって来た。


「この方が倒れていた方ですか?」


「そうだ、悪いけど村まで送ってくれ。」


「わかりました、歩けますか?」


「あ、あぁ・・・・・・。」


 リリアが男の顔を見た瞬間、固まった。


「・・・・・・お兄様?」


「えっ、あぁっ!? あ、兄上じゃありませんかっ!?」


 ・・・・・・え? 兄上?


 この男がシュバルツとリリアの兄?


 て言う事は例の冒険者をやっている次兄、て言う事か?

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