元王族の長女、久々に家族と再会する
いつも誤字報告ありがとうございます。
「お姉様! お久しぶりです。」
「姉上! お元気そうで何よりです。」
村に戻ってきてキャミー達にリンダを会せたら最初は驚いていたが、久しぶりの再会で喜んでいた。
「二人とも、元気そうで良かったわ。本当はすぐにでも駆けつけたかったんだけどこちらも色々と事情があって今日になっちゃったのよ。」
「そんなっ! お姉様も忙しい身でしょうし、私達もちゃんとこうして暮らしております。」
「そうみたいね、ノエル様、二人を保護して頂きありがとうございます。」
リンダは深々と頭を下げた。
「いやいや、二人には村の運営とかで助けてもらっていますよ。」
お世辞じゃなくて本当に二人にはお世話になっている。
「リンダ、良かったね。ずっと心配していたからね。こっちに事態が伝わるのが遅くて、分かった時は凄かったよ……。」
「エレン様、やっぱり姉上は暴れましたか?」
「あぁ……、剣を持って今にも飛び出していきそうで抑えるのが大変だったよ。うちはうちで色々問題を抱えていて漸く解決できて来れたんだ。」
「問題って?」
「親戚との折り合いが悪かったんです。いちいち私のやる事に難癖をつけてきて……、おかげでストレスがたまる一方で……。」
「お姉様は体を動かさないとダメですものね。」
そう言ってキャミーは苦笑いをしていた。
なるほど、こういう人物なのか……。