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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
209/416

元勇者、レバニアの元姫と会う

誤字報告ありがとうございます。

 鉱山を出てそのままレバニアの王都に寄った。


「リンダ殿でしたらつい最近来られましてな、謝罪を受けましたよ。『うちの愚父と愚弟がご迷惑をかけてすいません。愚弟は私が責任を持って根性を叩き直しますので。』と言われてましたよ。」


 ガッシュ将軍がそう言って豪快に笑った。


「将軍は会った事があるのか?」


「幼い頃から知っております。武芸に関しても腕は一流、女性である事が勿体無いぐらいの逸材でしたな。まぁ、現在も変わっておりませんが。あ、ノエル殿にも会いたがっていましたぞ。」


「そうかぁ、ミレット達の事もあるからなぁ……」


 しかし、聞いただけだと、なんかいきなり『一戦交えたい!』とか言われそうなんだよな……。


 レバニアの王都を出て、ハノイ村に戻る途中の山道で馬車が立ち往生しているのを見つけた。


「どうかしましたか?」


「えぇ、実は馬車の車輪がはずれてしまって……」


 身なりの良い男性が困ったような顔をしていた。


「馬車には誰か乗っているんですか? ハノイ村に用があるのだったら送りますけど」


「本当ですかっ!! それはありがたい。リンダ! 村まで送ってもらえる人がいたぞ」


 リンダ?


 男性の言葉に馬車の扉が開き女性が出てきた。


「本当ですか、ご迷惑をかけて申し訳ありません」


 そう言って女性は頭を下げた。


 女性は20代ぐらいで見た目おしとやかな感じがする。


「いえいえ、俺達も村に帰る途中でしたので。俺はノエルと言います」


「えっ!? もしかして勇者様ですかっ!?」


「えぇ、元ですけど」


「そうでしたか……、私『リンダ・カーネバース』と申します。こちらは夫の『エレン』です」


「それじゃあ、貴女がキャミー達のお姉さんですか」


 この時、俺とリリアが思っていた事は一緒だった。


(思っていたのと違う!)


 上品な感じのリンダは俺のきいていた話とは全く違っていた。


 まぁ、ひょっとしたら本性を隠しているのか、それとも周りの話が大げさなのかわからないが……。


 その素顔は村に戻ってからすぐにわかる事になる。

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