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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
208/416

元勇者、カインの近況を知る

誤字報告ありがとうございます。

 とある日、仕事の合間にカインの様子を見に鉱山へとやって来た。


「ノエル様も物好きですね、自分を嵌めた人間の様子を見に行くなんて……。」


「まぁ、もう過ぎた事だからな、それに本人も反省しているしなぁ……。」


 鉱山の入り口で受付を済まし鉱山の事務所の中にある面談室に入る。


 待って数分後、扉が開きカインが監視員に連れ添われて入って来た。


 ……何故か、包帯姿で。


「カイン、どうしたんだ? その怪我は……。喧嘩でもしたのか?」


 腕とか頭とかに包帯をして顔も若干だが腫れている。


「あぁ……、これは自業自得なんだ。『姉上』が来て……。」


「姉上って……、確か他国の貴族に嫁いだ、っていう。」


「あぁ、聞いたのか……、数日前にいきなりやって来てボッコボコにされた……。『あれほど調子に乗るなって言ったでしょうが!!』、『国民の事をちゃんと考えていたのかっ!!』とありがたい言葉と共に……。」


 なんか疲れたような笑顔をしているカイン。


「でも、なんで来たんだ?」


「俺の身元引受人として引き取られる事になったんだ。これからは、姉上の元で下働きをする事になった。」


「あぁ、そういえば身元引受人がいるのと更生の余地があると鉱山から釈放される事が出来るんですよね。」


 まぁ、流石にずっと鉱山暮らしというのも酷だろうしなぁ……。


「まぁ、姉上の元での生活もかなり厳しい事になるだろう。姉上は厳しい人だからな。」


 どんなに強烈な性格をしているんだろうか……。

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