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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
200/416

リリア、料理の腕をみせつける

気づいたら200話目です。読んで頂いてる皆さん、ありがとうございます。

「それで今回は皆様方にも体験していただこうと思いまして、材料は既に用意してありますので。」


 そう、リリアが考えたお茶会というのは、ただ話すだけではなく『体験型』お茶会を企画した。


「ど、どうしてそう言う事に……。」


「私達は庶民や平民がいるからこそ生活が成り立っているのです。『立っている』のではなく『立たされている』んです。庶民の生活を体験するのも良い事だと思いますよ。わからない事があったら教えますから。一応見本として私が焼いたクッキーがありますからどうぞ食べてください。」


 リリアはカゴに入ったクッキーをテーブルに置いた。


 恐る恐るクッキーを頬張る王女たち。


「お、美味しいっ!」


「コレ、本当にリリア様が作られたんですかっ!?」


「……意外。」


「勿論です♪」


 エッヘンと胸を張るリリア。


 まぁ、このレベルに行くまでに俺の胃がどれだけ犠牲になったか……。


「リリア様、また少し腕が上がりました? 前に食べた時より美味しくなってますよ。」


 レイチェルは以前来た時に食べた事があって知ってるんだよなぁ。


 まぁ、その言葉に特にショックを受けているのがアミアとラミアだ。


 ミネルバはコクコクと頷いている姿が小動物の様だ。


「さぁ、エプロンも用意してありますからどうぞこちらに。」


 簡易型キッチンが用意されているテーブルにリリアがニコニコ笑いながら手招きをする。


 アミアとラミアはひきつっている、ミネルバは相変わらず無表情だ。


 さて、どんなことになるやら……。

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