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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
168/416

元勇者、王妃の訪問を受ける

 ガッシュ将軍やシュバルツの証言により、王妃様の人となりは理解できた。


 まぁ、そんなに顔を合わす機会も無いだろう、と思っていた・・・・・・、俺が馬鹿だった。


 いきなり王妃様がやって来た。


 城と違って騎士姿で。


 それに一番ビックリしていたのはシュバルツだった。


 だって、目が覚めたらいきなり首筋に剣を立てられていたんだから・・・・・・。


「母上っ! 来るなら来る、て言って下さいっ! 後、殺気で目覚めさせないで下さいよっ!! 永久に目が覚めなかったらどうするつもりなんですかっ!?」


 シュバルツが涙目で抗議する。


「あんまりぐっすりと良く寝てるから、ちょっとした悪戯心よ。」


 悪戯心で殺気出されたらたまったもんじゃないよなぁ・・・・・・。


「それで・・・・・・、なんでこんな早くから来られたんですか?」


「この時間しか空いてないのよ。日中は城の雑務、夜は他国からの来賓を出迎えてのパーティー、と忙しいのよ。それでも優秀な王子がいるから前よりは楽にはなったけど。」


 そう言ってシュバルツを見る王妃様は息子の成長を嬉しそうにしていた。


「後は、武勲よね。私みたいにドラゴンを1発で倒せるぐらいの実力は持ってもらわないと。」


「いや、普通に無理ですって!? 母上みたいにドラゴンと死闘をするなんてっ!?」


「あの時はテンションが上がったわ。」


「今でもトラウマですよ。母上が狂った様に笑いながらドラゴンを斬りつけている姿は・・・・・・。」


 ・・・・・・根っからの戦闘好きなんだな。 


 

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