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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
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元勇者、新領地の運営をする

「まさか、領地が増えるとは……。」


 まだ、現在の状況でも結構大変なのに増えるとなると当然仕事が増えるわけだ。


 書類の海に溺れそうな気がする……。

 

「ただ、資料によると今までの領主による運営はあまり芳しくないみたいです。」


 ミレットがシュヴィア国から届いた新しく領地になる所のデータを見ながら言った。


「それは前の領主が原因なのか?」


「そうですね、収入と支出のバランスが悪いです。そこから立て直さないとダメですね。」


 流石は元王子、的確な事を言ってくれる。


「とりあえず、現地に行ってみないとダメだな。」


 次の日から早速新領地を訪れる事にした。


 結果から言えばやはり現地に行かないとわからない事があった。


 最初は抵抗されるかと思っていたが大歓迎を受けた。


 やはり『元勇者』のネームバリューが大きかったし最近のうちの領の評判が良いらしい。


 そこで早速ミレットと一緒に新領地の問題点を洗い出し対策を掲示した。


 高すぎる税金を下げて領民の生活標準を上げる事を当面の目標とした。


 故障している設備があったらすぐに修理する。


 領民達は涙を流して喜んでくれたよ。


 それから、新領地には『代表』をつける事にした。


 基本的に新領地は代表に任せて何か困った事があったら代表が俺に言ってくるようにした。


 代表は領民から信頼されている人物を聞きだし頼んだ。


 これも全部ミレットのアイデアだ。


 レバニアもミレットが継いでいたら違う事になっていたかもしれない、と思うと運命と言うのは本当にわからないものだな、とつくづく思う。

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