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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
123/416

元勇者、魔法教会の現状を知る

 俺はレバニアに来ていた。


 ガッシュ将軍から呼び出されたのだ。


「わざわざ呼び出して申し訳ない。レバニアの現状をご報告しようと思いましてな。」


「改革は上手く行ってるんですか?」


「えぇ、みんなで話し合いながらも進んでおります。」


 ガッシュ将軍から渡された資料を見ながら聞いた。


 まぁ、俺の出来る事なんて何もないんだが……。


「そういえば、魔法協会ってどうなりました?」


「あぁ……、あそこが一番の鬼門でしてな。」


 鬼門?


「あそこは古い時代の伝統を重んじていますから、なかなかメスを入れる事が出来なかったんです。」


「出来なかった、っていう事は漸く出来たんですね?」


「えぇ、不正や賄賂、汚職等の証拠が大量に出ましてな。」


「誰かが摘発したんですか?」


「はい、実は魔法協会の会長が証拠を出してくれたのです。」


「へっ!? 会長自ら?」


 幹部とか部下がするならわかるけれども、まさか会長自ら告発するとは……。


「それで、協会幹部は総交代、新体制がスタートしたのです。不正に関わった者は逮捕、更迭しました。」


「アイナの親も、更迭されたのか? あいつの家族はエリートと聞いてるんだけど。」


「えぇ、逮捕され裁判にかけられ牢獄に入れられております。アイナという娘もエリートの家に生まれたばかりに翻弄されて……。」


 まぁ、本人は気にしてないみたいだけどな。

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