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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
120/416

元勇者、錬金術師の過去を知る

「せ、先代勇者って……、ミラージュの事も知っているのか。」


「勿論ですよ。先代勇者のパーティーで生き残っているのは私と彼女ぐらいですよ。そういえば彼女は元気にしてますか?」


「あぁ、元気だよ……。」


「それはよかった。」


 そう言ってにっこり笑うシエンス。


「でも、なんでシュヴィアの街に残ったんだ? 勇者パーティーは確か全員聖国へと移住したはずなんじゃないか?」


「確かに私も聖国にいましたよ。ですが、シュヴィアの国王に頼まれて戻ってきたんですよ。」


「頼まれたって?」


「『知恵を貸してほしい』と。手は出さなくていいから口を出してくれ、実行は我々がやる、と言われましてね。」


「反対はされなかったのか?」


「別に、基本的にみんな個人行動をしてますから。でも、ミラには話は通しましたよ。ミラも快く送り出してくれました。」


 この話、後日ミラに聞いたら、曰く『シエンスはマイペースで自由気ままに行動するから、規制してもしょうがない。』との事だった。


 まぁ、かなり翻弄されたみたいで愚痴が次々と出てくる。


 先代勇者の次に手がかかったらしい。


 先代勇者のパーティーって個性的な面々が多かったんだな、と思う。

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