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元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
114/416

元勇者、レバニア国、王都へ行く

 レバニア国、王都


「遂に来たか‥‥‥。」


 俺はレバニア国にやって来た。


 勇者任命式以来だ。


 帰ってきてからは1回も足を踏み入れていない。


 さて、何故やって来たのか。


 なかなか行く心境にならなかったのだがガーザスから何回も誘いがあったからだ。


 何せ、俺を裏切った国だから心中は複雑だ。


 だが、ずっと避けていてもしょうがないのでこうしてやって来た。


「おぅ、やって来たか。」


 ガーザスが街の中心地にある公園で待っていてくれた。


「久しぶりに来たが、そんなに変わってないから安心したよ。」


「実は結構変わったんだよ。この公園の噴水にはカインの銅像が建っていたんだ。クーデター後に潰されて今は跡形も無いけどな。」


「‥‥‥何でそんな物を?」


「英雄として後世まで語り継がれる様に作ったんだろう。まぁ、別の意味で歴史に残るだろうな。」


 街中は結構普通に暮らしているし、さほど変化は無かったので安心した。


 俺はガーザスに連れられガーザスの自宅にやって来た。


「本当に貴族だったんだな‥‥‥。」


「信じてなかったのかよ!? まぁ、今はもう貴族じゃないけどな。おーい、ノエルを連れてきたぞ~。」


 ガーザスと共に玄関に入ると、奥から女性が出てきた。


「ようこそいらっしゃいました。私ガーザス様の妻の『ミレシア・エドハルト』と申します。」


 現れたのは気品のいいお嬢様、という感じの女性だった。


 『美女と野獣』というのはこういう事を言うだろうか。


 ガーザスは野獣と言ってもイケメンの方に入るが。


 流石に口には出さないけどな。


  

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