表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元勇者は静かに暮らしたい(Web版)  作者: こうじ
領主編
104/416

元勇者、男同士で恋の話をする

「まさか、邪神まで来るとは‥‥‥。」


「俺も正直引いたわ。でも、それなりに楽しんでるみたいだし、別に害は無いだろ。」


「そうですね、無理に寝た子を起こす様な事はしない方が良いでしょう。」


 村にやって来たシュバルツに先日の話をした。


「しかし、ノエル殿は持ってますね。」


「何をだよ。言っとくけど人徳なんて無いぞ。あったら裏切られて無いからな。」


「まだ、気にしているんですね。」


「そうだな‥‥‥、正直暫くは一人で過ごしたい。」


「羨ましいですよ。そういう風に自分の人生を選択出来るのが。王族は生まれた時から国を背負う運命ですからね。」


 シュバルツが、はぁ、と溜め息をついた。


「でも、それなりにメリットはあるだろ? 例えば婚約者がいる、とか。シュバルツにもいるんだろ? 婚約者。」


「元は兄上の婚約者ですけどね。」


「へっ? 兄がいたのか?」


「言ってませんでしたね、私は三男なんですよ。兄が二人いて、今の婚約者は長男の婚約者だったんです。」


 そこで聞いたのが、その長男がやらかした婚約破棄騒動の顛末。


 うん、会った事は無いがその長男、馬鹿だろ。


 自分の浮気を正当化出来る訳無いだろ。


 まぁ、肉体的にも精神的にも罰は与えられたみたいだから良いか。


「しかし、複雑なんじゃないか? 兄の婚約者が自分の婚約者になるなんて。」


「複雑は複雑ですけど、『アンジェ』がそれで良いって言ってくれてますから。」


 仲良くはやってるみたいだから良いか。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ