第6話
本日3回目の投稿。読者数が現在4倍に膨れ上がっており作者ビックリしています。今後ともお願いします
「ごめん。、準備出来たわ。行くのはいつもの洞窟で良いのよね?」
「そうだね。いつものモンスターが一杯出てくる洞窟で良いよ」
「じゃあ行きましょう」
そう、村から歩くこと数十分の場所に何故かモンスターが溜まっている洞窟がある。恐らくこれはダンジョンと呼ばれるものである。村に近くて危なくないかと思うであろうが、この洞窟にいるモンスターは外に出てきた事が見つかってから350年以上経った今でも無い事からダンジョンの中だけなのだろうとなっている。
「着いたわね。じゃあいつも通り私が前衛でアドルフは後衛ね」
彼女が前衛の理由だが、以前釣りの時にも言った様にエルフだが体育会系の気質があって体を動かしたくて仕方がないから剣術メインでやってるからだ
「忘れんなよ、あくまで俺のレベル上げの為に来たんだから」
「大丈夫よ。大船に乗ったつもりで私に任せておきなさい」
(大船というよりも、ジェットエンジンを載せたバイク並みに不安だわ)
ジメジメと湿気のこもっている洞窟の中を歩く。
「来る!」
探知魔法に感があった。
「敵は中型。数は3。恐らくスケルトンかな」
スケルトンについての説明は不要だろう
「アドルフが魔法で先制攻撃して終わりだね」
「汝は望む。全てを燃やす精霊フィグナ。その力を汝貸し給へ。ファイヤーストーム」
(魔法ってよく分かんないな。火が目の前で暴れてるのに全く熱くないんだから。なのにダメージが入るってどういう事?)
「そうよ。アンデットには火とか光系が良く聞くから良いわちゃんと分かってるじゃない」
「そらそーだよ。あのユーグリナお婆さんに叩き込まれたんだから」
「そうだったわね。あの頃のアドルフは生気を失っちゃって人形みたいに表情が変わらなかったものね」
「あぁユーグリナお婆さんの魔法授業は本当にヤバい。それしか言えない」
読者の諸君に分かりやすく伝えるとすると古文単語の活用を覚えながら5000mを走らされる様な感じだ。つまり意識を失ってもなお活用を言い続けているということだ。これでいかに過酷か伝わったら良いけど。まぁそれはさておき、
「これでレベルが1つ上がったぞ」
「本当?それは良かったわ。ちなみに聞くけど今回の目標は幾つレベルを上げるの?」
「大体5レベ上げると新しい物が解放されるからあと4レベだね」
「はぁ〜じゃあ後2時間ちょっとで帰れるかな」
「いつも付き合わせてごめんな」
「良いわよ。私はいつもアドルフに迷惑かけているんだから。その謝罪とでも思って受け取っておきなさい」
そう言い彼女は歩き出す。
(そんな事言ってもな。仕事も手伝ってもらったりしてるのは俺の方なんだが。なんかしてあげないとな)
「さっさとしないと置いていくわよ」
彼女はそう言って怒る。
(なんで怒ってるんだ?取り敢えず急がないと)
追いかけ彼女の背中にむかって、
「ごめんって」
と声をかける。その時の彼女の耳は紅かった。
その後俺達は魔法や剣術の練習をしながらスケルトンやゴブリン、ダークウルフなどのモンスターを狩っていった。
「カチューシャ!5レベル上がったぞ」
「これで終わりね。じゃあ暗くなる前に帰りましょ」
「そうだな」
来た道を引き返している最中カチューシャと色々な話をした。
「今回のレベルアップでどんなのがきたの?」
とカチューシャが聞く。
「今回はね。新しい銃みたいだ。前の奴とは違って殺傷能力の高い弾を使うらしい。これでまた里を守りやすくなったぞ」
「本当にアドルフの能力って変わってるわよね。でも、里の長に凄く向いてるし皆に必要にされて本当に凄いよ。どうせ私なんて...」
「ありがとう。でも、レベルを上げるにしたって1人じゃとても無理だからね。僕にはカチューシャが必要だよ。だからそんな事言わないで約束だからね」
「もうっ分かったわ。本当.......」
「え、なんて言った?」
「何でもないわ。日が暮れそうだから走って帰るわよ。そうだわ競争よ。村まで競争しましょう。よーい始め」
カチューシャが走り出す。
「おい!転ぶなよー」
(最後なんて言ったか聞こえなかったな)
こんな3連投稿もうないかも。なんでこんな増えたんだろうか?あぁ今回も推敲無しなので誤字脱字がありましたらコメントお願いします。それから
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