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エルフの指導者  作者: 月光皐月
第1章 準備
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第30話

過去最高の視聴者数を更新しちゃったよwんで、感謝の代わりと言っては何ですがもう1話書き上げました。後書きも読んでね

あれから2日。少年は起きることはなかった。あまりにも心配になり、診断したりしたが特に異常は認められなかった。


そして3日目の朝。再び少年は体を起こした。

「んっ。ここは?」

「起きたか」

「助けてくれたことには感謝する」

そう言って少年がこちらを向いた瞬間態度が豹変する。

「なっ!貴様」

すぐさまベットから立ち上がり臨戦体勢を整える。まさにその動きは武人のものだった。

が、2日間寝ていた為すぐ様倒れてしまう。

「まぁ待て。今飯を持ってきてやる」

抱えてベットに載せようとすると

「触るな!災いめ」

と言って拒まれてしまう。

「俺たちは穢れても無いし、災いでも無いんだがな。まぁいいそこで待ってろ。飯と着替えも持ってきてやる」

そのままキッチンへと向かい程良い温かさのスープを椀によそい少量のパンを皿に乗せ持って行く。部屋に戻るとベットに手をつき懸命に立ち上がろうとしていたが、子鹿のようにプルプルと震えて立ち上がれずにいた。

「諦めはついたか?」

「何のこれしき。武人の端くれとして敵に情けはかけて貰わぬ」

「そうかまぁ頑張れ。飯はどうする?」

「んなもの要らん!」


グゥ〜


そう言い放った後に出る腹の音。それに呼応して少年の顔が紅く染まる。

「ガマンは良く無いぞ」

「私の音では無い!貴様のだろう」

照れ隠しなのは言わずとわかるだろう。

「で、どうするんだ?」

「...」

「一応ここに置いておくぞ」

そう言い残して部屋を出てドアを閉めて部屋の中の音を聞く。

「お腹、空いたなぁ」

「頑張ってみようかな」

そうして


ズリィ。ズリィ。


と、匍匐前進する音が聞こえる。

(着替えを取りに行くか)

そうして物置から少年時代着ていた服を探し出し持って行く。

部屋に行くと


ガッチャーン


と物を倒す音が聞こえた。

「おい、大丈夫か?」

部屋に入るとスープをひっくり返しずぶ濡れの少年がこっちを向きハッとしていた。

「ご、ごめんなさい」

「別に気にするな。ただ濡れただろ。着替えを持って着たから着替えさせるぞ」

「うん...ってちょっと待って!」

顔をあげる。

「どうした?」

「あの、その...」

「ハッキリ言わないとわからないんだが」

「えーっと気付いてないのか?」

「何がだ?」

「私女なんだけど...」

「そ、そうだったのか...それはすまない」

「そう思うならここから出してもらえる?」

「それは無理だな。一応君は捕虜だから」

「そうか」

「回復するまでは特に尋問もしないから安心しろ」

「回復すればするのか」

「当たり前だろ。俺たちは知りたいのだからな。まぁいい。1人で着替えられるか?」

「多分」

「そうか。ならスープをついでくるからその間に着替えてろ」

「わかった」


スープをそそいで部屋に戻ると少年が、いいや少女は着替え終わっていた。

「持ってきたぞ」

そう言って俺は椅子をベットの側に寄せる。

「な、何だ?」

「何だって、1人では食えないだろう?だから食わせてやるんだ」

「そうか、すまない」

「ほら、口を開けろ」

「あ、あ〜ん」

そうして食べさせてやり、終わったころには茹で上がったタコの様に顔が真っ赤になっていた。

「あ、ありがとう」

「おう、今のうちにゆっくり休んでおけ」

「わかった」


そうして立てるほど回復するまでそう時間はかからなかった。

あざっす。今日かなり増えていてびっくりしている作者です。何かと忙しい身ではありますが今後も頑張って続けていきたいと思っておりますのでご愛読いただけると幸いです。


アンケート(?)

今回の話の中に登場した人物。実はまだ名前が決まっておりません。なので読者の皆さんに名前を決めていただこうかなと思っております。締切は2週間後の7月9日を目処に考えております。募集方法は感想、コメント私のツイッターなどです。皆さんの案待ってます。

(基本情報)と思ったけどネタバレ回避の為にはこれくらいしかなかったw

金髪・女騎士

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