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夢見心地ステイルメイト  作者: にとーへん
1/6

プロローグ

「孤独になるな。孤独な人間には悪魔が取り付く」

 ぼくがまだ幼かったころ、父はよくそう言って聞かせた。

 ぼくは昔から人づきあいが苦手だったし、人づきあいする意味すらよく分からなかった。

 それでも、ぼくは父の言葉を反故にするわけにもいかなかったし、とりあえず上辺だけの人づきあいはしていた。

 しかし、父が事故で死に、それからすぐに妹が病に倒れてからは、ぼくは進んで孤独になることに決めた。

 ほぼ寝たきりの妹の世話をするには、友達と遊んでいる暇はなかったし、学校に行くことすら憚られた。

 両親はすでにこの世にいなかったが、妹の医療費は姉が出してくれた。

 だけど、彼女は一度も見舞いには来なかった。


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