基礎
ズギューン!ズギューン!ズギューン!
腰溜めの三連射で缶詰や空き瓶が宙に吹き飛ぶ。
チャリチャリチャリ‥
空薬莢を素早く地面に転がす。
ジリリ〜‥パチンッ!
シリンダーを回転させた後に素早くデコック。
見事な腕前だ。
「君は若いから練習すれば必ず上達する‥」
酒場の時は分からなかったが、クリーフの銃は色々と手が加えられているようだ。見た目が売っている時と違うのはなんとなくアランにも分かる。
ワグチーの空き地で師弟教育が始まる。
「先ずは実弾を撃つ前に分解清掃と空撃ちだ」
先程出した空薬莢を渡してきた。
「弾倉がからのまま撃てば銃を痛める」
言われた通りに空薬莢を装填して撃つ。
パチンッ‥カチャ!
パチンッ‥カチャ!
「待て‥」
銃を取り上げてクリーフが撃つ。
「見ていろ、親指で撫でるようにハンマーを起こせ」
パチンッ‥カチャ!
「引き金は真っ直ぐ滑らかに‥」
カチャ!
「次は早撃ちだ」
カチン!カチン!カチン!
「ハンマーは叩くな‥手を後ろに引くように」
空撃ちだけだが色々な撃ち方がある。
「撃ち合いの最中に弾が切れたらまず隠れろ」
クリーフは実弾をこめている。
アランは空薬莢だけだ。
ズギューン!ズギューン!
足元に銃弾が来る!!
カチャ!
空撃ち後に素早く岩陰に隠れる。
「アラン!敵は待ってくれないぞ!!」
ズギューン!カキーン!!
隠れている岩に弾を浴びせるクリーフ。
装填が終わった!
カチャ!
「よし!その調子だ!!」
それから数日はひたすら空撃ちと分解清掃だ。
練習という事でクリーフの銃も磨いた。
「アラン‥そろそろ撃ってみたいか?」
「はい!勿論です!!」
いよいよ実弾が撃てる‥!




