僕と猫とネカフェ
藍色の光が、モニターの中でゆらいでいた。
深夜二時。ネカフェの空調は少し強すぎて、ココアの温もりがすぐに消える。
なんがために始めたネカフェバイト...
――そんな自分を、ふと馬鹿らしく思う。
隣のブースから、かすかな音がした。
覗き込むと、古びた毛布の上に、一匹の猫が丸まっていた。
どう見ても野良だ。
「……なんで、こんなとこに」
青白い光の中で、猫がゆっくりと瞬きをした。
そして、口をゆっくりと開く。
「お前...私のことが――いや、お前は今、"なんで、こんなとこに"と聞いたか?」
なんで、猫がしゃべっているんだ?
「そして、"なんで、猫がしゃべっているんだ?"と思っただろう。」
なんで分かった。
「私のことはどうだっていい。そして、しゃべる必要もない。ここは静かなのがいい。私はお前の心を読むことができる。」
ほーん。そうですか。
俺は冷めたといえどもまだ温かいココアをすすりながら考える。
「淡白な反応だな。今まで出会った人間はもっと驚いていたぞ。」
まあ、疲労と深夜テンションで俺の脳が勝手に作り出した虚像だろうからな。
猫は、ふっと小さく笑ったように見えた。
「...まあ、少し話でもするか。」
私が生まれた故郷
猫が何の話をするのかは考えてないです。気が向いたら続きかくかもしれない




