外とキャンプと墓場への道
おにくと申します!( ¯꒳¯ )ドモドモ
最近生活リズム崩れすぎててやばいです
「それじゃ行ってきます、師匠」
「まっ……いや、いってらっしゃい」
翌日の朝、師匠の悲しげな笑顔を背に、俺たちは『空間神の墓場』へ出発した。
森の中を少し進むと木々が一斉にざわめきだす。まるで侵入者を知らせるかのように。
やはり道のりは険しく、俺たちは自然の罠に何度も足止めをくらった。
それでもモノがいてくれるおかげで予想よりスムーズに進めている。
そして歩くこと数時間、師匠に教えてもらった休憩地点である小さな湖に着いた。
日が落ちきる前にここにたどり着けたのは大きい。
俺たちは急いでキャンプの準備をした。
モノはとても器用にすばやくテントを張っていた。慣れているのだろうか。
「モノをおかげで早めに休憩できそうだ。ありがとな」
「礼には及ばない。引き受けた以上、君を命に替えても守ってみせる」
モノのまっすぐな目に、モノ自身の信念が感じられる。
「お前、いいやつだな!」
「……そんなことはない」
「?まぁでも、命に替えてもってのはやめてくれよ。俺たちは一緒に帰るんだ。だから、俺もモノを守る。もう、誰も失いたくないから……」
モノは俺の言葉を聞いて、驚きや悲しみなどいろんな感情を混ぜたような表情を見せた。
「……わかった。お互い無事に帰ろう」
「ああ!」
俺たちは湖で獲れた魚を焼いて夕食を済ませた。
「見張りは僕に任せてもらっていい。僕の方が適任だろう」
「そっか、じゃあ先に休ませてもらうわ。後で代わるから」
「わかった。ゆっくり休んでくれ」
俺はテントの中に入って横になった。
思ったよりスムーズに進んでいて少し怖かったのが解けたのだろう。
俺はすぐに眠気に襲われた。
「――――」
外から話し声らしき音が聞こえてきた気がするが、今の俺には聞き取ることができなかった。
月が頭上を少し通り過ぎた頃、俺は目を覚ました。
「ふぁ〜おはようモノ。見張り交代だ」
「わかった。一応周りに罠を仕掛けているが気をつけてくれ」
「おーけー、任せとけ」
と、言ったものの特にやることはなかった。
太陽が昇り始めた。
「準備完了。そっちはどうだ、モノ?」
「問題ない」
「じゃあ出発しようか」
俺たちはまた歩き始めた。
ここからは危険地帯はなく、危なげなく目的地に到着した。
「ここが、『空間神の墓場』……」
入口からは形容しがたいオーラを感じる。
でも、ここで怯むわけにはいかない。
誰かを守れるように、強くなるために。
「行けるか、マサヨシ?」
「ああ……よし、行こう!」
どうでしたか?
新しい場所ってワクワクしますよね!
当事者側からすると緊張が勝つと思いますが……
次からは『空間神の墓場』編!(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク