王都散歩
おにくと申します(*>∀<)ノ♪
最近いつの間にか寝落ちしてしまうことが多いです……
シェルンたちのパーティ"雪月花"に加入した俺はひとまず王都を探索してみることにした。案内役にウィンディが同行してくれるそうだ。
「王都が初めてならまずはやっぱりここだよね。世界最大の市場『ウインド・マーケット』!」
「おぉ!」
今まで森の中で過ごしていたからこんなに人の往来が激しい場所は来たことがなかった。俺は今ワクワクしている。上京したらこういう気持ちになるのだろうか。
商品棚には野菜、果物、肉といった食材に剣などの武具、アクセサリーなど色とりどりな品が並んでいた。
「基本的なものはここで調達できるよ。ここに地図があって現在地とどこに何が売ってるのかがわかるから迷ったらここに来るといいよ」
「ああ、わかった。しかし広いなここは」
地図を見るとこの市場は王都の約25%を占めていた。
「なんてったって王都の市場だからね。貿易も盛んだし、人もよく来るんだ」
貿易の中心地はものがよく回る。それはどこの世界も同じらしい。
「次はギルドにいこ!」
ウィンディに腕を引かれて着いた場所はいかにも冒険者ギルドという感じの建物だった。
『小学生並みの感想』
うるさい。
ウィンディと共に戸を開く。そこは酒場のような場所だった。
「とりあえず一回冒険者登録しよっか。僕たちと依頼を受けるためにも」
「わかった」
酒を流し込む冒険者たちの輪を通り抜けて俺たちはカウンターに向かった。
「すみません、この人の冒険者登録をしたいんですが」
「かしこまりました。簡単な質問と適性検査があるのでどうぞ奥へ」
若い女性職員がカウンター奥の通路へ手招きする。
「僕はここで待っておくよ。人のステータスはあんまり見るものじゃないからね」
そう言ってウィンディは酒場の方へ歩いていった。逆に俺はギルドカウンターの奥へ進んだ。
奥の部屋には机とそれを挟んで向かい合うようにソファが置かれていた。
「どうぞおかけください。では、簡単な質問からさせていただきます」
いかにもベテランという感じだ。長いこと働いているのだろうか。
「一つ目、あなたのおまなえはなんですか?」
「ん?俺の名前はマサヨシだ」
少し違和感を感じたがどうしてだろう。
「二つ目、あなたが使う武器種を教えてくだたい」
「……えっと、片手剣だ」
やはり何か違和感がある。彼女の言葉のどこかに。
「それでは最後、あなたはぎゃっきゅ……逆境を乗り越えていくことは好きですか?」
「好きだが……もしかして緊張しているのか?」
「へっ?」
やっぱり違和感は間違いではなかった。彼女は所々噛んでしまっていた。
「そそそ、そんなわけないじゃないですか!わわ私は新米ですけどき、緊張なんてそんな……」
「よし、一旦落ち着こう。深呼吸深呼吸」
「は、はい。すぅ……はぁ……」
一度深呼吸をしたおかげか彼女は少しずつ落ち着いてきた。
「すみません、お見苦しい所をお見せしてしまって」
「大丈夫だ。まだこの仕事に慣れてないんだろ?」
「はい。これが初めてです」
初めてなら緊張するのも無理は無い。仕事はそこから慣れていけばいい話だ。
「俺が練習台になるよ。やっぱり実践が大事だからな」
「いいのですか?ありがとうございます!」
彼女は根が真面目でいい人だ。こういう人にはあまり仕事で失敗してほしくない。
簡単な質問コーナーに慣れるまで俺は彼女の練習に付き合った。
どうでしたか?
散歩っていいですよね
特に知らない道通る時とかワクワクします!
次回は適性検査とウィンディと二人で飲み会!お楽しみに!(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク




