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3/5

最弱

体調崩したので、2日後投稿です。

最近ものすごくおなかが痛かったんですよねー

で、測ってみたら38度9分、これはまずいと思い、速攻寝ました。

皆さんも体調管理には気を配ってください。

それでは、これからもよろしくお願いします。

あれから数日が経った。

しばらくたつといろいろと分かってきたことがあった。

まず、僕の職業である「影使い」は、珍しいが、普通の職業だと。

そして次に、僕のステータスの数値は、世界最低であることが分かった。

赤子とタメ張れるかどうかといったところらしい。

現に、持久走では毎日びりだし、剣術授業では、毎日指南役にぶっ飛ばされている。

最近は足高のサンドバッグだし、いいことなど何もない。

更には、期待していた魔法も、補助魔法だし…。

小松も、最近は自分磨きに重きを置いているため、暴走する足高を止められていない。

まあ、そりゃそうか。

足高は「炎帝騎士」で、小松なんか「勇者」だそうだ。

どちらも超強いらしい。

小松の「勇者」は…確か千年ぶりの職業らしい。この前ステータス見せてもらったけどやばすぎた。

足高の「炎帝騎士」も、なかなかにすごいらしい。まあ、足高は「勇者」と違って、今もこの職業についている人がいるとか。騎士団長だっけ。まあいいや。とにかくそのせいで、今、足高はとても不機嫌だ。いや~、初めて知った時には驚いたよ~。まさかそれが理由で、僕に対して難癖付けて殴っているとは…。強くなったらぶっとばそ。

とりあえず、ただ今僕は剣技の練習中。指南役の先生の名前は、カナン・アーストロンらしい。若くてしっかりとした美人の女性だ。初めてみんなで会ったとき何人かの男子が騒いでたっけ。まあいいや。さあ、次だ。集中集中。

「よろしくお願いします!」

「では、行くぞ!」

「はい!」

「ふん!」

完璧なまでに無駄が省かれた美しい動き…。避けようと思えば避けれる。でも…。

「うが!」

「だめだ!ちゃんとよけなくちゃ!」

「ごめんなさい~」

俺の体が重すぎる。まるで、体におもりが乗っているみたいだ。

前世よりも格段に弱くなっている。

はぁ…、最悪だ。

「このままだと魔王たちには勝てないよ!」

「はい…。………ん?」

あれ?

「ん?どうかしたのか?」

「いえ…、何でも…。」

討伐するのって魔王一人じゃなかったっけ。

「そうか…。では次、エンジ・アシタカ。」

「はいっ!」

何でだろ…

「ふっ、また飛ばされたな。」

だが、彼の声は考える樋口には届いていなかった。

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