表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最低なケモノと共に。  作者: 水浦奈介
【第二章】怠惰に生きた後悔の日々
13/15

閑話《弐》 信じてしまったから

こんにちは! こんばんは! おはようございます!

拙作を再びご覧いただいてくれた方、初見の方もありがとうございます!


本日から【第二章】怠惰に生きた後悔の日々が始まります。

今話は【閑話】からPrologueのようなものですね。


「第9回オーバーラップWEB小説大賞」「第11回ネット小説大賞」に応募中です!

たくさんの応援・いいね・感想をよろしくお願いします!


それでは、楽しんでください!

 ──男なんてみんな、欲望に忠実なケモノ。もし、あたしがみんなのことを信じていなかったら。あんなことにはならなかったのかな。巻き込まれたあの人だって、家族や大切な人がいたはずなのに。


 あたしはいつからか、ふしだらな自分が好きだった。何者にも(とら)われずに自由気ままに生きる。何も考えていないようで計算高い。男の評価はわたしの生きている証だったから。


美咲(みさき)……ッ! だすよ!」


 別に対して気持ちがいいとも快楽が襲ってくるとも思わない。ただ、欲望の処理の効率の良さに相手の初対面で名前を呼び捨てしてくるチャラめの男はあたしを使っているだけ。あたしも、彼を利用している。


 男の理想のカラダを使って。痛いくらいに手で、乱暴に扱われても甘い声と吐息を吐き出す。決して表情には出さない。


「あたしも……好きぃ、それすきぃ……!」


 あたしって一体何だろう。何のためにこんなことしているんだろう?


 七年前の出来事。それは、あたしが欲望に負けた日。


 関係ない人を巻き込み、あんな残虐(ざんぎゃく)な事件へと動かしてしまった被害者ぶっているあたしへの罰。


 あたしは男が嫌い。付き合ってたとき、大事にしてくれたあんただって、欲望で誰かを傷つけたんでしょ?


 あたしたちは出会ってしまったから。彼が謝罪を求めてきたから。言ってやった。


 変わったね、あんた。


 ──みんな信じなければよかった。


 この蒸し暑い季節は、後悔が傷跡をずっと焼き続けているから嫌い。

いかがでしたか?

【第二章】が始まり、物語はどのように動くのか、ぜひご注目ください。

本日、YouTubeにて【第一章】のまとめ動画を投稿しました。そちらも見てくださると嬉しいです。

いいね・感想頂けると喜びます!

それでは、また明日お楽しみください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ