第9話
ここ2週間ほど、謎の強い睡眠欲に負けて寝てばかりいたらストックが…:( ;´꒳`;)
短めになってしまい申し訳ありません…。
「‥朝」
鳥のさえずりでお嬢様なベッドから優雅に起床、という生活になってから早二日目。二晩このベッドで寝たとはいえ未だに慣れる気配は皆無だ。
「夢でもないかぁ‥」
昨日は余裕もなかったからやり忘れたけど、転生でこれまた定番の頬を抓るをやってみた。じんじんとした痛みでこれが現実だと思い知らされただけだったけど。
それにしても、と昨日のお母様の爆弾発言からの自分の奮闘を思い出して苦笑した。
止めようとしたけど何やかんやとジオルドまでもが言いくるめられ、元々押しに弱い私は今日ルーカス様に会いに行くことを承認してしまった。
…というか、さっきも言った通り昨日は余裕がなくって考えられてなかったけど、とにかく冷静に今の状態を把握したい。
ということで部屋の引き出しにあったインクペンと紙を広げてまとめてみる。
まず私の名前はエミリア・メーガン・ヴェルツナー。
本人の過激な性格を代弁するような燃え盛るような緋色の美しい長い髪と、将来の姿よりも大分マイルドだけど吊り上がり気味の緋色の瞳と、瞬きをする度に音が出そうな程長いまつ毛。
今はまだ少々‥いや同年代の女の子に比べるとかなりキツめだが絶世の美少女。
成長してくると溢れんばかりの色気も追加され、どんな男性も堕としてしまう魅惑的な見た目になっていく。けしからん。
目を伏せるとこの幼い姿でもその片鱗が醸し出される。前世の私には全く無かったものがいきなり醸し出されても正直複雑でしかない。それにしてもけしからん。
余談だけど、私の名前の意味は競争相手とかライバルという意味らしい。
"可愛い名前だなぁ"とか呑気に思っていたけど、意味を知ってから考えてみるとなんとも複雑な気分になる。
名前の由来についてだが、ハイスペックのヒロインに匹敵する程のスペックを持つ悪役令嬢でありヒロインの完全なる敵なので納得しかない。
でもそんな悠長なことが言えるのは他人事だったからであり、本人からしてみればたまったもんじゃない。制作陣の悪意が露骨にうかがえ見える名付け方に嘆きの嵐だ。
呼ばれる度に自分が最凶の悪役令嬢だってことを再認識ちゃうもんね‥(遠い目)
まあそれは置いておいて。特に重要な攻略対象はわたくし(棒)の婚約者になるであろうルーカス様。
先日の夢という名の回想でおわかりだろう、友人のゆいの推しである。
そして、こういう系の乙女ゲームのお決まりでヒロインに嫉妬をして虐めまくった挙句、エミリアは国外追放か断罪処刑の二択で攻略対象によって清々しい程の手際でゲームの舞台から葬り去られる。
悪役令嬢に転生した人のお決まりで例に漏れずに回避を頑張るつもりだけど、16年の人生を呆けて過ごしてきた凡人な私は抜きん出て頭が回ったりチートな記憶があるわけでもないので、回避する方法をなけなしの頭で考えた末、
・攻略対象のルーカス様と婚約しない
・攻略対象に関わらない
・慎ましく平凡に生きる
このシンプルな三つをモットーに生きていくことを齢五歳の私、エミリア(中身十六歳)は決意した。
理系がてんでダメなの私だけど、生きる為のちゃんとした回避法が浮かんできて感激だった。
さ、まず一つ目のモットーの婚約を回避するために、今日の挨拶で絶対にルーカス様には今後無難に関わらずに出来るようにする事を目標にしよう!
そして慎ましく人生を終えるのよ!
目指せ平凡!!
勢いで書いている小説ですが、読んでくださりありがとうございます…!!(; ;)
今後についてなのですが、実生活の方が立て込んでしまい話の先が書けなくなってしまっているので、お休みさせて頂きます。
いよいよ始まる、という所で中断してとても心苦しいのですが、お待ちいただけたら幸いです。
宜しくお願いします。