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第30話 越後100万石計画

 「五代勝二です」

 「上杉景勝である」


 勝二は景勝を訪ねていた。

 今回の越後入りはこれまでとは違い、甚だ厳しいモノとなっている。

 猜疑心に満ちた民衆の視線に晒され続けて旅をする事となり、心身共にヘトヘトとなって城へと辿り着いたのだった。

 常に気を張り詰めておく必要のあった重秀は言うに及ばず、誰もが舌を巻く体力を誇り、いつも朗らかな笑顔を浮かべていた弥助でさえも、些細な事に声を荒げるまでとなっていた。

 

 弥助の見た目の珍しさに見物客が殺到し、立ち寄る村々で物事が平和裏に進む事を期待していた勝二だったが、その目論見は最初の村で呆気なく崩れている。

 織田家の一行に対し、冷たい目線しか返ってこなかった。

 初めは閉鎖的な村なのだろうとしか考えなかったが、次の村も同じ。

 一挙手一投足に疑いの眼差しを向けられ、酷く居心地が悪かった。

 そんな事が続けば、人となりを知っている筈の仲間内にも険悪な空気が漂う事になる。

 気分転換を図るにも今は敵国の真っ只中であり、どうする事も出来ない。

 勝二は早く城に着けと祈るのみだった。


 越中を巡って争う上杉家に歓迎されるとは思っていなかったが、民衆から親の仇を見るような目で見られるよりはマシであろう。

 信用の問題で、外交交渉にやって来た者を無闇に扱う大名などいる筈がない。

 景勝の居城に着いた時には誰もがホッと安堵の溜息をついた。


 「この度は越後を100万石の米どころにして頂きたく、参りました」

 「何?!」


 景勝への面会が叶い、勝二は早速要件を切り出す。

 懸念すべき事柄は多く、気長に交渉をしている時間はない。

 言われた景勝は呆気に取られ、傍に控える兼続をチラッと見た。

 兼続の方も勝二の言葉には驚いたようで、どういう意味かと思案気な様子である。

 てっきり武田の、徳川領への侵攻に関する話だとばかり思っていたので、予想もしなかった話題に頭が直ぐには付いていかない。

 また、当時の越後の石高は39万石程度であり、100万石を越えるのはおよそ200年後の事であるので、100万石という数字は大き過ぎるのだ。

 新潟なので米だろうと、後世を思って発案した勝二であったが、景勝らにとっては余りに現実離れした話であろう。

 交渉役の正気を疑ったとしても不思議はない。

 

 とはいえ勝二もその困難さは承知している。

 街道沿いしか見る事は出来なかったが、越後の荒廃振りは思った以上に大きかったからだ。

 この地を治めていた先代上杉謙信と言えば、甲斐の武田信玄と長年に渡り武力衝突を繰り返していた、戦国時代を代表する大名である。

 豊かな財政を武器に常備軍を整えていた織田家と違い、上杉家や武田家などの下級兵は農民が多かった。

 戦場で真っ先に死ぬのはその下級兵で、戦が続けば田畑を耕す農民の減少を引き起こし、耕地は荒れて収量の低下をもたらす事になる。

 武田信玄との間で激しい戦を何度もしてきた上杉家の国土が、見るに堪えない様相を呈していたのも当然であろう。

 河川の治水すらも満足に出来ていない事に衝撃を受けた勝二であった。

  

 しかし、考えてみればそれも致し方ない事かもしれない。

 戦国の世では持続的な国土の開発など覚束ないのだろう。

 荒れ地を整え耕地にすれば国力は上がるが、平らな土地は敵が兵を進めるにも容易となり、無闇やたらと開墾する事も出来ない。

 また、いつ奪われてしまうかもしれない土地に、金も人も時間も掛けて豊かにしようとは思わないだろう。

 現に石山城を擁する大都市大坂でさえ、小さな川が数多く交差する湿地のままであった。

 水を排して低地を干拓する知識も技術も持っていたのに、だ。

 人と時間を必要とするような大工事は、国内が安定して初めて行える事業なのかもしれない。

 事実、日本中の河川の治水、大規模な干拓は、江戸時代になって大いに進んだ。

 しかし、今の勝二には江戸時代を悠長に待ってはいられない。

 

 「天変地異に襲われた日本には時間がありません」

 「勅旨の事か?」


 景勝は勝二の言わんとする事を察した。

 勅旨の予言した通りに物事が進んでおり、領内には不安が広がっている。

 信長がそれを出させたことは確実なのだが、上杉家にとって信長は謙信以来の仇敵であり、その内容をおいそれと信じる事は出来ない。

 何の意図があるのかと疑い、しかし米の収量低下を否定出来ず、家臣の間でも意見が割れていた。

 そんな所に現れた、当の信長からの使者である。

 武田への援軍を阻止する話でなければ、そういう事なのだろう。

 勝二は頷き、言葉を続けた。 


 「この日本が大西洋の真ん中に移動し、劇的な気候の変化が起こっています。今回は夏のさなかでしたので稲への影響は比較的軽かったと思われますが、本番は来年です。この冬の寒さ、長さはどれ程なのか、春の訪れは今まで通りなのか、夏の暑さは十分なのか、一年を通した雨の降り方がどう変わるのか、全くの未知数です」


 地形や海流などからヨーロッパ各地の気候を知っている勝二なので、大まかな傾向は予言出来たが、正確にどうなるのかは経験してみないと分からない。

 

 「桜の開花に合わせて田の作業を始めると聞きますが、来年の桜はこれまで通りに咲かない可能性もございます。そうなると作業の開始時期を誤り、収量が大きな影響を受けるかもしれません」

 「それは……考えもしなかった……」


 景勝と兼続はハッとした。

 農作業はその地の自然現象を見て適期を判断する事が多い。

 勅旨の通りに気候が変わったのであるなら、これまでの知識が全く通用しない恐れがある。

 改めて事態の深刻さを実感した景勝らであった。

 勝二は説明を重ねる。

 

 「領内の米が不作ならば豊かな国から奪えば良いという、古い考えは捨てる必要がございます。気候の変動は全国に及んでおりますから、何も対策を取らねばどこも不作となるやもしれない。今は隣国同士で争いをしている場合ではなく、全国で一致協力して食料の増産に努めるべきです。越後は信濃川など大きな河川を擁し、平野部も広いですから、真っ先に田畑の拡充を図るべき地域となります」

 「それで100万石か」

 「はい」


 目標は数値で表した方が理解しやすい。

 

 「国によっては米の生産が難しくなる地域も生まれるかもしれません。ですが耕地が広ければ、最終的に領内の消費分以上の生産が可能となり、足りない地域に食料を回す事が出来ます。また、それは他国との間でも同じで、例えば我が織田家が食べ物に困ろうとも、景勝様の上杉家で余裕があれば、織田家が米や麦を買う形で不足分を賄う道も選べます。敵に塩を送るとは言いますが、何も塩だけではなく、米でも麦でも良い筈です」

 「どういう意味だ?」


 景勝はギロリと勝二を睨んで尋ねた。

 敵に塩を送るとは、偉大な先代が窮状に陥った武田に対して取った賞賛すべき行いだが、それを織田にまでする義理はない。 

 第一、自発的にするから尊いのであって、求められてする事ではなかろう。


 「食う米がなければ他より奪うしか生きる道はないのでしょうか?」

 「何?」


 質問に質問で応えられ、景勝は戸惑った。

 勝二が直ぐに言葉を繋げる。


 「米がないなら米のある所から買えば良い筈です」 

 「買う、だと?」

 「それが最も合理的な方法です」


 現代社会では当たり前だが、当時は暴力で解決するのが手っ取り早い。


 「武力で他国に攻め入り、足りない物を手に入れる行為は効率的に見えますが、実際は非効率です。戦をするには兵を揃えねばなりませんし、兵糧も準備する必要がございます。農民を徴兵すれば田畑で働く者が少なくなりますし、戦場になった田畑は直ぐに使う事が出来ません。米がないなら米の収量を上げる方策を取るべきなのに、戦を選べば益々米が足りなくなる悪循環に陥ります。そんな事をするよりも、米が余っている所から買った方が結局はお得となります」

 「言いたい事は分かるが金には限度があるぞ」


 ない袖は振れない。

 貨幣経済が十分に成熟していない当時、お金のない国は銭その物が足りなかった。

 勢い武力に訴える道となりやすい。


 「お金は蓄える程に少なくなっていき、逆に使えば使う程、手元に多く戻って来るようになります」

 「何を言っている?」


 景勝は勝二の言う意味が理解出来なかった。

 お金は貯めれば貯める程に多くなるに決まっているからだ。

 一方、兼続は何か思う所があった顔をしている。 


 「言葉で説明するよりも、体感なされば分かりやすいかと思います」


 勝二は碁石を多数用意してもらった。


 「黒白関係なく同じ額の貨幣とし、景勝様と私でそれぞれ百個の手持ちがあるとします。ご自身と私の数をご確認下さい」

 「確かに百個あるぞ」


 こういう場合の必要事項、手順に嘘がない事を証明する。


 「景勝様と私の間で月に一度売り買いを行うモノとし、その際にそれぞれ10個の碁石を支払う事とします。同時に景勝様は月に1個、碁石を懐に貯めるモノとします。宜しいですか?」

 「1個だけか? 10個くらいは貯めたい所だが……」

 「それでは10個に致しましょう」

 「良し!」


 景勝は蓄財に励むタイプのようだ。

 その方が結果が早く出るので勝二にとってはありがたい。 


 「では最初の月です。まずは私から10個支払います」

 「余も10個支払おう。そして10個貯めるのだな」


 景勝は碁石を、勝二の説明通りに懐に収めた。

 脇へければそれで十分だったのだが、言われた事をそのまま受け取る素直な性格なのかもしれない。


 「2月となりました。10個支払います」

 「では10個だ。そして10個貯める」


 二月目、取引を終わらせる。

 

 「3月です。10個支払います」

 「余の10個だ。同じように10個貯めるぞ」


 繰り返していった。

 そしてその時は訪れる。


 「では、私の10個です」

 「余の10個だ。そして10個貯め……」


 懐に碁石を入れようとした所で景勝の手が止まった。

 その理由は明らかだったが、敢えて尋ねる。 


 「どうされました?」

 「……」


 勝二の問いかけに気まずそうな顔をした。


 「懐に10個入れたら来月に支払う碁石がなくなる、でございますか?」

 「いや、まあ、そうだが……」

 「私の方は何も変わりませんよ?」

 「ムムム……」


 10個支払って10個貰い受けるので永久に続ける事が可能だが、貯める方はそうではない。

 懐に100個あるので実質的には同じなのだが、貯め込むタイプは一旦貯め込んだモノを吐き出す事を嫌う。

 景勝も体感して理解したようだ。


 「分かったぞ。金は皆が使えば使う程に世間を巡り、自分に多く返ってくるという事の意味を」

 「今回のお遊びは単純化し過ぎておりますが、お金については概ねこのような理解で宜しいかと思います」


 同じ事は現代のタンス預金にも言える。

 ある程度は貯蓄しておかないといざという時に困るが、国民の貯蓄率が余りに高いと景気は冷え込んでしまう。

 銀行に預ければ国債に代わりもするが、当時に銀行は存在しない。

 貯め込まれたままの貨幣は死蔵されているのと同じである。

 景勝はそれを理解したが、かと言って現実はそう簡単ではない。


 「豊かな濃尾に加え、畿内を押さえている織田家だから、そのような事を軽々と言えるのだ」


 景勝は若干恨みがましく言った。

 持てる者には持たざる者の苦労は分からない。

 貧乏な国に出来る事と言えば、支出を切り詰めて貯蓄に励む事くらいだ。 


 「先程は互いに売り買いをしたが、越後には売る物がないぞ」


 同じ数の碁石をやり取りしたが、現実の越後は買うばかりである。

 鉄砲も硝石も買うしかなく、貯めようとしていても金は一向に貯まらない。

 暗い顔の景勝に対し、勝二は意気揚々として言った。 


 「大丈夫です! だからこその越後100万石計画です!」

 「まさか、米を売るつもりなのか?!」

 「そのまさかです!」


 勝二は強く頷いた。

 

 「気候が変わり、これまでのようには米を作る事が出来なくなります。これからは米の多く穫れる国が米を売る事によって豊かになる、そんな時代になるやもしれません」


 起こりうる可能性を話した。

 

 「かつてであれば多く穫れた国から奪う事も出来たでしょう。しかし、好むと好まざるとに関わらず、信長公の下で天下が治まりつつあります。天下人であれば秩序を乱す存在を許す筈がございませんから、米の為に隣国を襲うなどという事は不可能となっていくでしょう。そうなれば、米が欲しければ金を集めて買う以外にはなくなります」

 「……成る程」

 

 先代である謙信は柴田勝家率いる織田軍を破っており、信長が天下人になるなどとは素直に受け入れられる話ではない。

 しかし、話の内容自体は頷けた。

 仮に謙信が天下人となっていたら、同じように秩序を重んじた事だろう。


 「つまり、越後で米を作っても奪われないという訳だ」

 「天下を治めるとはそういう意味でございましょう?」

 「まぁな」 


 景勝とて謙信の後釜を力で勝ち取った、戦国期の大名の一人である。

 天下に覇を唱えるとはどういう事か、空想を巡らせた経験がない訳ではない。

 力で得た天下だからこそ、他の者が力を持ち過ぎる事は否定せざるを得ない。

 

 「しかし、仮に越後が100万石になったとして、誰が米を買うのだ?」


 ふと思い、景勝は尋ねた。

 作っても売れないのなら意味がない。

 勝二が答える。


 「越後は敦賀つるが湾と蝦夷地の中継地なのです」

 「敦賀と蝦夷地だと?!」


 敦賀は兎も角、蝦夷地という地名に景勝は混乱した。

 縁のない地域であり、話が全く見えてこない。

 一つ一つ勝二は説明していく。


 「日本が大西洋に移動し、博多の商人達は大陸という交易先を失いました」

 「そう聞いているな」

 「同時に、石見銀山を有する毛利家も得意先を失っております」

 「明国に銀を売っていたそうだな」


 景勝も知っている話だった。


 「それが我らと関係するのか?」

 「大いに」


 勝二の言葉に兼続を見る。

 何か思いついた事があるらしかった。


 「兼続よ、何か分かるか?」

 「お恐れながら、行き場を失った石見の銀が越後にも流れて来るのだと思われます。また、銀貨が増えれば交易も盛んとなり、蝦夷地の産物を博多の商人に運ばせるのでしょう。蝦夷から敦賀までには港がいくつも必要で、越後もその一つという事かと。また、その際、越後の米も交易品の一つとなるのでしょう」


 兼続は静かに答えた。


 「そうなのか?」


 信頼する家臣の解答に期待して勝二を見る。

 その心中を察し、勝二は恭しく頭を下げた。


 「慧眼お見事です」

 「おぉ!」


 景勝は自分が褒められたかの如く喜んだ。 

 顔を上げた勝二が言う。 


 「越後を100万石にする事は景勝様だけではなく、日本全体の利益に繋がります。食べ物の確保こそ、この日本が真っ先にせねばならない最重要課題です。強い力を持った南蛮諸国が近くにある今、日本の中で争っている暇はありません」


 景勝は余り理解出来ていないようだったが、兼続の方はしっかりと承知しているようだった。


 「田を出来るだけ確保して米を育てねばなりません。雨が少なく米が作れないなら、雨が少なくても作れる麦を育てて麺にすれば良い。魚が多く獲れる地域では塩漬けの魚を作り、草原には牛を放って肉にします」


 タンパク質を多く摂れば、炭水化物は少なくても済む。


 「国を豊かにするには食べ物だけでは足りません。鉄が採れるのなら鉄を作り、漆器や織物、陶磁器なども作る必要がございます。海が近いなら塩を作り、味噌などに活用します」


 その前提は日本が纏まる事だろう。

 信長による天下統一は目前であり、景勝にも思う所はあるだろうが大人しく受け入れて欲しいと思う。 

 少しでも抵抗感がなくなるよう、取引材料は用意した。


 「越後100万石計画を進める為、上杉家への資金提供を信長様に承諾して頂きました。冷害に強くなる保温折衷苗代と併せ、来年への備えとして下さい」

 「誠か?!」


 勝二の申し出に景勝らは耳を疑った。

 ついこの間まで越中を巡って争っていた間柄であるのに、越後を開発する為の資金を支援するという。


 「隗より始めよと申します。互いに争っている暇はないと口にするのなら、まずは織田家が先に手本を見せるべきですので」


 言い出しっぺがやらねば説得力がない。

 無茶ぶりをする信長へのささやかな復讐と言えた。


 「では、私はこれにて失礼致します」


 交渉を終え、勝二は景勝邸を後にしようと立ち上がる。


 「あれ?」


 出口を兼続に塞がれた。


 「兼続殿、帰る事が出来ませんが……」


 戸惑い、どういう事かと伺う。


 「逃がしませんよ?」

 「え?」


 兼続はその端正な顔に笑みを浮かべ、言った。


 「勝二殿の持つ知識、上杉にとってまだまだ必要です。今、帰す訳には参りません」


 家臣の横暴を諫めるどころか景勝は追従する。


 「兼続がそう言うのなら仕方あるまい。暫し、この屋敷に留まってもらうぞ」

 「……その強引さ、アラブの金持ちのようですね……」


 勝二の何を気に入ったのか、産油国の王族に何日間も軟禁状態にされた事を思い出した。

 娘と結婚させようと、お見合いに似た場を何度もセッティングする力の入れようだった。

 独身故に断るのに苦労し、会社に連絡してどうにか無事に逃げ出せた。

 この時代、信長に連絡を入れても助けが来るのは随分と先の事だろう。


 「これも定めですか。あの直江兼続に経済政策をレクチャーする意味は大きいでしょうし」


 勝二は諦め、受け入れた。




 「撃てぃ!」


 一方その頃、大友軍が島津領を攻めていた。

 道雪の指揮に、ポルトガル商人から購入したフランキ砲が一斉に火を噴く。

 その轟音は凄まじく、何里も離れた村々にまで響いたという。

 天の終わりだと錯覚するような、そんな恐怖感を村人たちは抱いたそうだ。

 

 同時期、安土城へ報告が入る。


 「お館様、南蛮人がやって来たとの事です!」

 「何?! 勝二がおらぬのに!」


 堺へのカルロス到着であった。


 「やむを得ぬ、伴天連の宣教師を呼べ!」


 通訳の必要性を痛感した信長だった。

時間が空いてしまい申し訳ありません。

私事ですが期間工の仕事が満了し、地元に帰ってました。

これからは趣味に生きようと、広い庭のある祖母の家に暮らしています。

古い家ですし、使わない荷物も多く、自分の部屋を確保するのも一苦労でした。

祖母は兼業農家だったので、農作業に使った道具などが多いのです。

家の中には箪笥が4,5個はあり、中には黴た衣服が満載でした。


趣味に生きるとはいえ仕事も探さないといけませんので、次話の投稿にも時間が掛かるかもしれません。

半分腐りかけの倉庫をどうするか、家の修理はどうやるか等、考えないといけない事が多く、物語の事だけを考えている訳にはいかないからです。

とはいえ、執筆もまた趣味の一つですので、エタる事のないように続けていきたいと思います。

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