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王国の盾~特異なる者。其れなりの物語~  作者: 白髭翁
第一章 王国の盾と魔王の槍
30/204

弐~クローゼ。視察で逃亡中~

2020/04/07 修正

 冒険者始まりの街、ジクルドヴルム。その西方の森では、何年か前までは考えられなかった、小型の魔物が出始めている。

 その朝焼けに(もや)が晴れた森では、瘴気を漂わせた雰囲気が全体を包んでいた。


 そこで、森の中心のから外側に向けて走り、森を抜けようとする人影が見える。その後ろから木葉が舞い上がり、落ちた枝の踏み抜かれる音が、複数聞こえていた。


「目茶苦茶いるじゃないか」

「確かに」


 先を走る男が、走る速度を落とさず少し遅れて付いてくる男に声を送った。後ろからは、ゴブリンと呼ばれる小型の魔物が、結構な数で唸りながら追走をしている。


「ヤるか、クローゼ?」


「確かに」の声に、先を走る男は同意求め問い掛けた。


 クローゼと呼ばれた男の後ろからは、唸り声と共に、複数の矢や小型の槍に投石が降り注ぐ。

 ただ、距離感で言えば、『当たれば』只では済まなそうそれは、彼の後ろ側で突然展開する魔方陣によって、(ことごと)く叩き落とされていた。


「このまま、ラオンザ達の場所まで抜けるぞ」

「まじか? ヤれるぞ」

「とりあえず走る」


 そう会話を交わし、二人はそのまま走っていく。

「走る」と言った彼の後ろでは、変わらす先程の光景が続いていた。

 しかし、木々の境が見え始め所で、後ろ勢いが衰えてくる。


 彼等の目の前が開けて、複数の人影が見える。そこには、様々な様相の装備で武装した、冒険者の集団がいた。

 その前衛には、盾を構えた戦士が横並びで列をなし、その中央に、ラオンザと言われた男が立っていた。


 走る二人は、木々の茂った場から飛び出し、ラオンザの横をすり抜ける。その通り抜け(ざま)に、クローゼは当たり前を投げる。


「来たぞ、ラオンザ」

「えれぇ沢山連れてきたな、旦那」


 ラオンザは、返事とも取れない言葉で、両手持ちの剣を担ぐ様に持ち上げ大声で叫ぶ。


銅階級(カッパー)の野郎ども、びびんじゃねぇぞ」


 声と同時に、勢いを殺しきれなかったゴブリンが、躊躇して止まるゴブリンを押し退けて、叫びながら飛び出して来た。


 それが、前衛の盾に激突する感じで、何体かのゴブリンが「ぐしゃり」と音をたて体液を撒き散らす。走り抜けた二人は、踵を返してその光景をみる事になった。


 さらに行き止まりになり、勢いを無くすゴブリン達。そこに、後方から複数の矢が突き刺さるのを確認して、クローゼは声だしていく。


「レイナード。抜けて来た奴を殺る」


「おう」と答えて、槍を脇抱えで低い姿勢に構えて、呼ばれたレイナードは応じていた。


 彼等の両脇で、二射目を構える射手達と、丁寧に魔動術式の起動呪文を呟き、魔方陣を展開している魔術師達。双方の引き絞られた、それが満を持して放たれる。


 矢が、火球が、氷結が、雷撃が、ゴブリン達に襲い掛かる。閃光と爆音と断末魔が起こり。その光景と同時に、彼ら二人も飛び出していった……。





 ――クローゼ達が魔物と格闘をしていた、その同じ刻らしき頃――


 ジクルドヴルムの領主公館にある執務室で、赤い髪の女性、キーナ・サザーラント士爵は『領主代行』の肩書きを持ち、領主が座る席に着いていた。


 数ヶ月前、領主のクローゼが『ヴルム』の称号を受けた時 、彼女は彼の側近らと共に、ヴァンダリア侯爵夫人により士爵に叙任された。

 そして、領主であるクローゼに懇願されて、今に至っている。


 彼女がこの席に付いている時は、大概の場合、決まった訪問を受ける事になる。それを決裁可能な書類に目を通しながら、彼女は待っていた。


 定刻とも取れるあたりで、扉の前の護衛と誰かが話をしていた。そのまま、軽く扉が叩かれ、金色髪をなびかせてセレスタが入って来る。


「代行殿失礼します。領主様の所在をご存じありませんか? 」

「セレスタ殿。私がここに座って居るのだから、取り合えずここにはいない」


 セレスタの問いに、見たままの答えが返って、彼女「はっ」となる。


「キーナさん。そう言うことではなくて、何処に居るか知りませんか? という事です」


「セレスタ殿、私と貴殿の間で代行などと言うからだ。とりあえず所在に心当たりはなくはないが、いつもの視察のはずだ」


 その筈だと彼女は、また書類に視線を戻していた。「またですか」というセレスタの声に被る様、アリッサが声を上げながら入ってくる。


「失礼します。代……あっ、セレスタ様。いないですか? やっぱり……」


 室内の様子を理解した彼女は、言葉の向け先を変えていた。それに、「視察だそうです」とセレスタ諦めの表情。その様子にキーナは、顔を上げて、二人の雰囲気を掴んでいく。


「全く。二人とも少しは学ぶという事を覚えた方がいいぞ。領主付きと副官の立場をもっと理解すべきだ。毎回、同じ様に大騒ぎをしているぞ」


 年長者の彼女にそう言われた二人は、軽く頭を下げて「はい」と揃えて、「もう少し冷静なるように」と追加の言葉まで貰っていた。


 そんなやり取りをして、キーナが「用件は……」と続ける。


 その時、扉から外の護衛に先導され、ニコラスとヴィニーが入ってくる。苦笑いする感じの護衛に、当たり前の様に頭を下げて、ニコラスは席に着く彼女に会釈した。


「今日は代行殿でしたか」

「私の手に余る案件は、午後からにして頂きたい」


「大丈夫でしょう。何件かありますが結局領主の前で貴方が、決裁のサインをされるのですから」


 いつもの様な雰囲気を出す、二人の会話が終わる頃合いを狙って、ヴィニーが書類を机に、『さっ』とおいた。目の前に置かれたそれを、彼女は一瞥する。それで、彼女はセレスタに向き直る。


「とりあえず、用件を伺おうか?」


「アーヴェント殿下の使者の件ですが」

「夕刻到着の予定だが、早まったと?」

「到着されたのです。アーヴェント殿下が」


 セレスタの言葉に、彼女は「はっ」と驚きの声をあげる。その事情を知っていた彼女達以外、その場の者、キーナの後ろ控える二人の部下までも、続けて驚きを上げていた。


 崩れそう雰囲気で、キーナは「そう言う事は先に」と「殿下は今どこに?」を二人に向けていた。


「迎賓館の方に……此方に伺いたいと」


「居ないのに、こられれても困る。屋敷の方に。レニエ殿にお相手願がおう」


 キーナの言葉に、渋い顔をする二人。そこには、個人的な感情が見える。レニエがジクルドヴルムに来てから、街全体を含めて、屋敷への来訪者は格段に増えていた。


 近隣の領主やその夫人。その子弟や王都からの貴族達。無駄に広くした屋敷が、狭く感じるほどに来客がある。それは、公的私的を問わず、ヴァリアントにも負けないほどの社交の場になっていた。


 それらを完璧に取り仕切る彼女に、メイドの何人かは間違えて「奥様」と呼びそうになる程だった。


「それで、ジョセフさん凄く機嫌いいんですよ」

「あれで、精霊魔法も使えて、弓まで上手なのは反則です」


 時折出る、彼女達の言葉がそれを表していた。


 拘る様子に、「最善だ」とキーナの言葉が乗っていく。渋々納得の表情する二人が見えて、キーナは姿勢を正していた。


「ロレッタに確認して場所の特定を。非番だがブラットを迎え行かせる。馬体に魔装具の装着を許可すると伝えろ。随員に二個分隊付ける早急に準備するように、空馬も忘れるな」


 キーナは自身の部下にそう指示して、そこで一呼吸いれて、更に言葉を続けていく。


「セレスタ殿は、護衛を連れて殿下を屋敷までお連れ願いたい。アリッサ殿。申し訳ないが屋敷への連絡とグレアム殿に屋敷の警備を、倍にするように誰か衛兵庁舎へ使いの手配を頼みたい、宜しいか? 」


 そう言って、部下が歩きだし二人が頷いたのを確認して、キーナは立ち上がった。


「ニコラス殿。申し訳ないが午後からに」


 キーナはニコラスに向けて、いつもの顔を見せる。彼が了承する態度をしたのに軽く頭を下げていた。そのまま、セレスタとアリッサに向けて「行くぞ」と告げ、少し固まる二人に、怪訝な表情を向けていた。


「殿下にご説明を。代行の私がしないで、誰がする? まだ、してないのだろう」


 思いきり頷く二人にもう一度「行くぞ」と声かけ二人を連れて、キーナは部屋を後にした。


 部屋に残された二人。どちらからともなく、顔を見合わせている。


「すごいっすね」ヴィニーの声に、ニコラスの眉間にしわが寄っていた。思わず出た言葉にヴィニーは口を押さえた。


「まあ良い。ところで、代行殿は昔からあんな感じなのかね? 」


「そう……すですね」と答えたヴィニーの話し方が少しおかしかったが、「まあ良い」とニコラスは言って彼もその場を後にした……。





 そんな事とは知らないクローゼ達は、あの森の木々が少なく開けた場所にいた。そこには、先程の魔物との争いの痕があちこちに見え、ゴブリンと呼ばれる魔物の死骸が多数あった。


「全員無事か?」


 クローゼは、周囲に確認する。その場所には、四十に届きそうな数の冒険者達が集まっていた。その中で「死んだ奴はいねぇですね」と、ラオンザが答えていた。


 銅階級(カッパー)の冒険者が殆んどで、初探索・初任務の者も多数いた為、先程のクローゼの言葉になる。


 ――彼の『いつもの視察』とは、初級者のクエストに参加するまたは、その依頼を出して同行する事だった――


 今回は、遠征から戻ったラオンザ達に、クローゼが声を掛けた。

 ただ、彼らを「ピクニックに行こう」と誘ったので、ラオンザは、クローゼの視察の事をピクニックだと思っている。


 因みに、ラオンザは銀階級(シルバー)の冒険者。元々、傭兵団で百人隊長をやっていたと言う事で、始めから、階級章のプレートを何個か貰っていた。


「片付けるぞ、燃やして埋める。転写は忘れるなよ。報酬を貰いそびれるぞ」


 ラオンザの言葉に、それぞれのパーティが魔動器を取り出して、周りを掃写し始める。


「七十六ってすごいね。」そんな、その中の誰の呟きが聞こえた。それは、展開された魔方陣に映し出されたゴブリンのコアの数の事で、今回倒したゴブリンの数という事になる。


 彼等の行ったのは、大まかに分類すると転写魔法になる。その術式を組み込んだ魔動器を、王国認定の冒険者協会――それに加盟する商会――から報告用に借り受けて依頼を遂行する。


 ジルクドヴルムで作られるそれは、元々ヴァリアントにいる、マーリア女史の魔体流動転写術式が元で、それを簡素化した物だった。



 その様子の傍らでは、地面に打ち込まれる魔法によって大きな穴が掘られている。かなりの数のそれを放置するのは、流石に問題だと、今回は処理する事になった。


 固体上位種を含まない数としては異例だが、辺境では、大型の魔物が発生している事もあり、街の近郊に逃げて来た。というのが大方の意見だった。


 現状に目を向けると、ラオンザのパーティーの指示で、専門的な道具が少ないにも関わらず、作業は順調だった。それを座り込んで眺めている、クローゼとレイナードの所に、ラオンザが歩いてくる。


「旦那。どうやって、こんなに引っ張ってきたんですか?」


 彼の言葉にクローゼが気づいて、ラオンザの方に顔を向けた。そして、「ああ」と言って胸の鎧に差し込まれている――中の透けて見える――筒状の物を手に取って、ラオンザに見せる。


 クローゼは「これは、発光筒だ」と言って片側を部分を押し込んで、木々の深い所に投げ込む。暫くして、かなりの光量によって、そこが明るくなり激しく点滅していた。


「配合竜結晶を使ったやつだ。今みたいにすると光る。これをレイナードが、巣穴と報告があった洞窟の中でばら蒔いた」


 それを指してクローゼは、レイナードに視線を向けて答えていた。視線を感じた彼は「槍は持っていかない方が良かったがな」と呟いていた。


「なるほど、計算づくですか。すげぇですね」


 そう、ラオンザに言われたクローゼは「結果オーライだ」と返していたが、その言葉に「オー……ライ? 」となっている彼に「たまたまだ」と言い直していた。


 その会話が途切れたあたりで、クローゼはレイナードに指先で軽くつつかれる。それに、クローゼは意識を向けて、顎先でクローゼの後ろに促す仕草をしたレイナードに、怪訝を見せた。


 クローゼは促された後ろ側を、座ったまま器用に半身を返して顔を向け、声を聞いた。


「先程は助けて頂いてありがとうございました」


 そこには、魔力増幅用の杖と矢筒を背負った女性が二人立っていた。そして、背中を押される様に、魔術師と思われる背の低い方が、一歩前に出ている。

 その彼女が緊張した様で、先ほど言葉をクローゼに向けていた。


 そう言われた、クローゼはいつもの様に考える。


 ――誰だっけ? あっ。俺の魔動術式に巻き込んだ? 子だったかな。抜けて来たゴブリンに、刺されそうになってたのが視界に入って。「助けないと」と思ったら魔方陣が展開して。よく考えたらそれもアリなのかすごいな。

 まあ、そのまま竜硬弾でゴブリンの頭を撃ち抜いたから、この子、全身酷いことになってるが。


 と、暫くの思考の後に、クローゼは彼女に軽く手を上げて見せた。


「気にするな、何とも無くて良かった」


「本当に、ありがとうございました。死んじゃうかと思いました。本当に良かったです」


 申し訳けなさげな顔の彼女は、続けてクローゼに真剣な眼差しを向けていく。


「冒険者の適性検査で、普通って言われて。体力ないし、器用じゃないし。でも、折角助けて頂いたので、貴方みたいな立派な魔術師になれるように頑張ります」


 その言葉に、クローゼは何と無く否定の顔をする。


 ――とりあえず、俺は魔術師じゃないし。それにその自己分析で、何で冒険者になったんだ? やめた方がいいぞ。


 と思った彼は、気を付けて口に出さないようにして、彼女に励ます感じを向けていた。


「経験を積めば、魔力魔量ともに増えるから、死なない様に頑張って。あのヴィニーだって、三倍になったんだからな」


 その言葉に、レイナードが「ヴィニーが誰か分からんだろ」と言った所で、もう一人の女性が何かに気が付いた様子なった。


 それで彼女は、いきなり頭を下げてお辞儀をし、クローゼの言葉に返事をしようとした、目の前女の子の頭も押さえて、自分と同じようにお辞儀をさせていく。


「申し訳ありません領主様。分からなかったとは言え、いきなり話しかけさせてしまって……」


 そう、言葉に出した彼女が気が付いたのは、レイナードの胸元にある黒いプレートだろう。クローゼのパーティは、冒険者の階級章は黒色と言うのは有名だった。


「良いよ、大丈夫だ。」とクローゼが彼女達に返事をして、顔を上げさせて何か言おうとした。ただ、別の方向から彼を呼ぶ声がする。


「領主様。大至急お屋敷までお戻りください」


 その声に、クローゼは意識を向ける。そこには、礼もせずに、騎乗のまま声を出すブラットの姿があった。クローゼが自身を見たのを確認したブラットは、手綱を締めて馬を止めていた。


 そして、そのまま飛び降り、それなりの距離を走ってクローゼの所にやって来る。そのままブラットは、息を切らしながら「失礼します」と言ってクローゼに耳打ちをしていく。


「はっ? 」


 クローゼの第一声。用件は、アーヴェント殿下の件だからそうなっても仕方ない。それに、ブラッドの呼吸の早さが拍車をかけた。


 ――あり得んなあの人、俺より自由人か?


 そんな口から出そうなのは、彼の心の声だが、この場合の彼の反応は、正常の範囲内なのだろう。


「どれくらいやばい?」

「あれくらいです」


 クローゼの言葉に、ブラットは自分載って来た馬の頭を指差す。そこに装着された魔装具を見てレイナードが「やべぇ」と結構な声で言っていた。


 ――キーナが、急げと言っている度合いの話なのだが、普段使用は全否定している馬体用の魔装具を許可する位なのだから、それほどに急げという事になる――


 クローゼもレイナードも、セレスタの本気の叱咤は怖い。だが、キーナのそれはまた別物だったと言える。全く自分のペースを崩さないレイナードも、キーナにだけは頭が上がらないようで、彼女に対しては大人しい……。


「キーナが許可した? マジか」


「私、非番だったのですが、有無を言わせず、です。後、護衛に二個分隊も。でもよかった、ロレッタの予想バッチリでした」


 いつもの余裕がないブラットを見て、物凄く大至急なのは、クローゼにも分かった。そんな彼の前に立ち尽くす先ほどの二人に「また今度」といって声を出し、その後に、ラオンザに向けて「後はよろしく頼む」と後を任せる感じを出した。


 その流れで、レイナードが呼び寄せた彼等の馬に股がるクローゼとレイナード。馬を乗り換えたブラットに、護衛が五人。馬上で、クローゼは周りの冒険者達に手を上げる。


 そうして、ジルクドヴルムに向かって走り出した。


 何となく取り残された感じのあの二人。背の低い魔術師の方が、見上げる様に隣を見て、心配そうな顔を見せる。


「お姉ちゃん。あの人領主様だったの? 私、失礼な事なしちゃたのかな。大丈夫だよね」


 その不安そうな言葉に「きっと大丈夫よ」と、声が続いていた。




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