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王国の盾~特異なる者。其れなりの物語~  作者: 白髭翁
第五章 王国の盾と魔解の王
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十二~各々の在り方と行き先の形~

 非現実的と日常の一幕が、頁の重なりを見せて物語は歩みを進めていた。当たり前か当たり前でないかは別として……。


 それ自体に目を向ければ、物語の流れが見えてくる。魔王降臨の時勢に人智の諸国を糾合(きゅうごう)して、その状況を変える為、起点になる者によって起こった流れの延長があった。


 その一幕に、副官であるユーリ・ベーリットが複雑な立場の上参加した話し合いの結果がある。それを事後に聞いたクローゼは、イグシードと交わす言葉に事が単純でない事を改めて感じていた。


「話し合いは知らん。でもあれだ、俺が行って魔王を倒せば良いだけだろ」

「『そんな訳あるか』……と宮中伯に言われたぞ」

「誰だよそれ……じゃなくて、何でだよ」


「お前、キャラかぶってんぞ。……というか最近竜人擬き多いな。二人相手してるみたいで疲れる。まあ、あれだけどな……ユーリ、教えてやれ」


 微妙に噛み合っていない彼らの「キャラってなんだよ」からの「こっちの話だ」をユーリの複雑な表情が追っていた。……特別な人は、どこかしら何かが足らないのでは? と彼は疑念を持った様に見える。


 恐らくはそんな雰囲気だった。


 そんな彼らのある場景は、クーベンでの「勇者披露」を終えて戻った、ジルクドヴルムでの社交的な夕食会を済ませた後の事になる。

 クローゼの屋敷のバルコニーの用な場所で、たむろする様子になっていた。


 当然、行った先のクーベンで、ニナ=マーリット王女以下の歓迎と歓喜が、「勇者の登場」で最高潮に達したのは言うまでもない。その他、具体的な魔王討伐の話も含めて王女らの笑顔は絶えなかった。


 勇者イグシードは聖導騎士の様相で訪れて、ミラナの出迎えで半竜人の容姿になった。しかし、今迄ほどの露骨さは見えなかった。――本人曰く、女性の怖さを知った……いや、見極めが大事だということらしい。


 その様相に変わる意味合いは、さして変わっていなかった。ただし、逆の意味で王女の興味を誘っていたので、その意味では良かったのかもしれない。


 そんな、勇者に向けるユーリの説明を追いかけるとするなら、「事を始める」のは魔王軍を称するそれらに的確に対処出来る布陣が出来てから、と言う事だった。


 魔王を倒せば、魔解に属する者が消える訳ではない。現状、理由の精細は彼らには不明だったが、魔王の要因で、遅延的かつ統制が取れた状況にある。その認識からの選択だった。


 出来る限りの体制と刻の巡りの兼ね合いになる。


 そういった意味で、主戦場となっているパルデギアードの帝都アルエテル。その城壁にもクローゼは立っていた。紆余曲折は、カルエの風と共鳴竜水晶によって成されていた。


 そして、アルエテルには強力な援軍が向けられていた。クロセのクローゼの認識から、少し異質な連合であったのだが、エルフの旅団とドワーフの戦士達になる。


 ロバ等に引かせた大型の荷車を相当数で、エルフが交代での「強行軍」を平然と駆け足を続けるドワーフの感じになる。いずれにしても、刻の巡りの支えにはなるのだろう。


 奇しくも、直ぐに動けたのは獄属の横槍があったのも要因かもしれない。その総数、凡そ四万余。その内、風の旅団は八千を越える。そして、あの芋を大量に携えていた、となる。


 この流れで言えば、エルデダール王国の聖導騎士団が三千の騎乗兵力をもって、海路を進み城塞都市国家同盟を経てクーベンを目指す工程を踏んでいた。


 そのクーベンには、ヴァンダリアの主軍を中心にイグラルード王国の諸候軍が同じく海路からクーベンに入る予定になる。


 今回はジルクドヴルムからも出兵し、またモーゼス・ポロネリア伯爵が軍監として諸侯軍の一員の上に参加する。

 主力となるヴァンダリアの本軍は、裏方の勇であるモリス・カークラント士爵が、ダドリー・ウッドゲイト士爵を副将に主将を務める事になっていた。


 そして、黒装槍騎兵は当然セレスタ・メイヴリックがそれを指揮する。槍擊騎兵はほぼ二個大隊。片方はヴルムの槍擊騎兵を主軸にブラット・コルトレーンが指揮を担う事になっていた。


 南側の陣容は、恐らく、エストニアの王国軍に義勇兵とエルフの旅団を加え、城塞都市国家同盟の傭兵も含めて相当数の兵力になる。


 南側からはそれで、竜の背に遮られるエストニアの東側を除き、西にはその帝国の残存兵力を再編するノエリアに亜人の連合軍が押さえと援軍になる予定であった。


 残る北側には、イグラルード王国軍を主力に据えて、ラーガラルを中心にランガー達がそれに加わる。――忘れてならないのが、ゴルダルート帝国軍である。再編成により精鋭が王国に合流すべく、既に動き出していた。


「……と言う流れで、魔王軍を包囲の形をとってお二人を中心に通信と転位を使って魔王に対処する。となります」


「それでも、全部相手してやってもいいぞ」

「俺に苦戦するのに、余分な事したら魔王の前で全力なんてだせないだろ」

「苦戦なんかしてない。加減してやったんだ。……でも、最後の盾のあれは無しだろ」


 ユーリの視点から容姿の相違を除けば、雰囲気が似ている二人は、マーリアの言葉を受けて――ロンドベルグの城壁に立つ、アーヴェントの前で試合ったのだった。


 その光景を見た王たる彼の目には、ドラゴンと対峙するそれの比ではなかったとの思いが見えていた。また、クローゼ自身もその流れで、何処か突き抜けた感じを見せる事になる。


 イグシードの言葉に、クローゼは視線を僅かにずらしていた。そしてその先の、帝国仕様な黒の六楯(クロージュ)胴衣装甲ウエアを着けた自身の護衛に声を掛ける。


「こいつ、手加減したって言ってるけどどう思う」


 向けられた言葉に、ヘルミーネはその光景を思い返していく。そんな仕草が見えていた。


 ――対峙する二人の合わさる閃光と煌めき、(えぐ)れる大地と魔力の刃に魔方陣の盾。弾ける感じに砕ける勢いが続き……イグシードが固まるさまから双剣の連技の音と解放が見えてクローゼが飛ばされる様子だった――


 彼女にも「追えない」事はなかった。ただ、「どうなのか」と問われても分からない。あれが本気でなかったら……魔王とはどれ程なのか、であった。


 分からない顔で、ヘルミーネはユーリに視線を微かに向けている。それに彼は言葉を出していた。


「閣下が死んだかと思いましたが……」

「まあ、自分でも思ったけどな」

「俺もやってしまったと思ったな」


「本気だったんじゃないか、お前……」


 恐らくは、簡単な会話である。引き出した光景は別にして……。それに、ヘルミーネは光景との落差を思い、微かに表情が緩むのを感じていた。その上で、共に立っていた男の言葉に思いがいっていた。


「それでも帝国騎士としてなら、あの前に立てる」


 フリートヘルムの呟きを、自身の何かに彼女は照らし合わせている様だった……。その雰囲気に掛かる言葉か入ってくる。


「あんた達、寒く無いの?」


 王国で、……いや、この世界で最も転移魔法を堪能しているであろう魔導師、ジーア・シップマンの声だった。

 声に集まる視線の向こう側に、真っ白な黒の六楯(クロージュ)の姿も見えている。当然、あのフリートヘルムに他ならない。その様子に向けられた声は、別の事柄の確認だった。


「あの女帰ったのか?」

「ドリーンさんの事? 彼女なら帰ったわよ。暫く寝てないっていってたから……」

「あの女、あれで寝てないのか? 全く、初めて会ったみたいにおんなじ事しゃべりやがって……」


 イグシードにとって、天敵となった感じのドリーンであったが、クローゼの依頼でフリートヘルムのそれを間に合わせたと言う事になる。


「それ、黒じゃなかったっけ?」

「これが今の私と言う事です」


 クローゼの問いに答えるのは、囁きに心揺れた男の現実になる。それで、クローゼも何と無くの納得を見せていた。


「まあ、取り敢えず行けば何とかなると思うけど」

「無理を言って申し訳ないと思っていますが」


 究極の牙(エントリヒ・ファング)を取り戻すなら、自身の手でと彼はそう言っていた。その意思がクローゼに向けられたと言う事になる。


「無理とは思わないし、あの力と同等かと言ったら疑問だけど黒の六楯(クロージュ)ならそれなりだと。まあ、究極の牙(エントリヒ・ファング)なんだし足でまといにはならないよな。それに魔導騎士なんだろ……フリートヘルム」


「これが、それなりとは……。それなりなのは恐らく私だと思う。魔導騎士、以前は自身でそう言っていた、どちらも出来る『だけ』と思って貰えばいい。それに、足でまといと思ったなら捨て置いて頂いてかまわない」


 行き着く先は虚無なる無獄(ヴァニタス)。「何とかする」のクローゼ言葉に可能性が出た上でという事だったと言える。


「フリートヘルム、一つ聞いて良いか」


 軽い頷きが見えて、クローゼの視界にもう一人の牙の変わる雰囲気が入っていた。


「彼女からは『魔導騎士』だと聞いた。それで疑問に思ったんだが、あの場で『何故?』魔術を使わなかった。そうすれば結果は変わっていたかもしれないだろ」


「……動揺と(いず)れかか。と言うよりも出来なかった。何故かは分からないところで、魔力が反応しなかったと言う事でしょうか。竜伯の力か何かだったのではと今さら思いもします」


「そうか」


 呟きにも取れるクローゼのそれは、行き成りの行動の結果、今の関係にある現実に向けてだった。


 ただ、来客の見送りに立っていたレニエとキーナがその場に来た事もあって、ことさら、その事は突っ込んだ話には至らなかった。


 更にウルジェラの促しも重なって、「夜襲」の形で目的地に飛ぶ準備がされていく。その時は、一応に用意されたクローゼの装備に彼が着替えてからになる。

 ――盾仕様の黒の六楯ではなく、薔薇の模様の装備品にとなる。それはイグシードによって壊されたと言う理由からだった。


 目的は、虚無なる無獄(ヴァニタス)の痕跡を辿る為に。そして、取り戻す為にになる……



 ……行く先の目的の「者」に指定された虚無なる無獄(ヴァニタス)は、ランヘルからもたらされた「勇者出現」をミールレスの代理として、魔王に報告をしていた。当然刻の揺らぎは見える。


 そして、彼自身の主であるミールレスの屋敷の一室で、彼の前に立っていた、となる。


「宜しかったのですか?」

「隠す程の事でもあるまい。それに、オルゼクスは勇者すら眼中にあるか怪しい」

「左様ですか」


 長椅子に背と腰を預け眺める先に、配下の体裁を見せるヴァニタスがどうであるかミールレスには関係無い様だった。そして、続けられる言葉にも、然程の感情は見せなかった。


「六刃の件について、三人目のオブラスは落ちました。残る三者で二つの「持つ者」の内一つは手遅れに、後の一つは所在を探る最中であります。手遅れについて言えば、激然なる威獄(サフェロス)を取り込めばと言った所ですが……」


「お前達は……。まあ、好きにしろ」


「はい。それでは人智の女の件ですが、恐らくはフリーダまではその認識を持つのかと、それと情報を流しているようです」


「その女の存在自体は恐らく、オルゼクスも知っている。……が、裏切者か。まあ、どちらに対して裏切っているのか……。どの程度かは分かるのか?」


 僅かな表情の変化で、ミールレスはヴァニタスに答えを求めた。しかし、明確な所までは行っていないのだとヴァニタスの作った表情で、彼は理解する。


「どちらにせよ『餌』だと。だから、私に『手は出すな』と魔王がそう言った。そう言う事だヴァニタス、まあ、私が考慮する必要も無い事だがな……」


「では相応に。後、オブラスの報復がらみは一応で。余り物でしたので、足りるかは不明ですが」


「どうでもいいとは言わぬが。……六本腕(アスラ)に奪われた者同士だったな、まあそれなりだろう。それもだが、当のアスラはどうだ?」


 暗躍に関しては、虚無なる無獄(ヴァニタス)の得意とする暇潰しである。一連の流れをミールレスが知れば、この様な関係にはならないと思われる。


 しかし、インジニアムの栄光回帰に限って言えば、ミールレスに取って功績が大きく有用であり、感謝の対象ですらあると言える。それが、この関係に繋がっていた。


 そんな関係で主たるの『六本腕(アスラ)』の言葉に、ヴァニタスは、獄族の容姿にひそめる眉を付けて見せていた。


「人智には出て来た様です。一応、ミールレス様に無縁な所で我等も手を出しておりますので、入り用であれば、御身の御力で伏せるのが現実的かと」


「『宿す者』お前達は『玩具』と言っているのだったな。欲然なる烈獄(イジェスタ)が対価の扉だったか……。良かろう手筈しろ。示す機会だ、玩具同士の馴れ合いを見せてやる」


「ミールレス様を玩具などとは御冗談を。その様な事は微塵にも思っておりません。手筈については存分にお受け致します」


 思惑は馴れ合いではない関係が、目に見える見えないにか関わらず彼らにはあった。一方の者は何かの証明にもう一方は永劫の暇潰しであった。


 一連の会話の終わりに、ヴァニタスは「代わりをおいて置きますので、何かあればそれに」と小さな紫色の竜水晶を光らせて床に投げていた。


 ヴァニタスが流浪(ポーター)の扉を開いた辺りで、その光が人型に具現化してその場に現れていた。ミールレス自体は、初めて見る光景に多少な揺れを現している。


「なんだ?」

魔造従者(サーヴァス)になります。容姿は如何様にもゆえ、都度都度ご命令を」

 

 灰色で無機質な、一応は容姿が見える抽象的な人型がそこに立っていた。それがヴァニタスの呟きで、メイドの様相に身体の大きさまで変わっていった。


「その力はなんだ? 初めて見るな」

「神具の欠片を『贋造(がんぞう)の魔手』にて偽造か変造ともで作り出した物です。偽りのそれ――魔造従者(サーヴァス)――も相応にて従順」


 ヴァニタスの作る表情が、微かに薄ら笑いを見せていたようだった。


「なるほど、獄属は腐っても神の眷属だと言う事か……。で、どれ程ある?」

魔造従者(それ)に、後程説明させるお時間を頂ければ……」


「それを晒した意味は、そのまま受け取って良いな虚無なる無獄(ヴァニタス)


「この場では、『御意に』と答えるのが正しいのでしょう。……これは、ある種永劫なるの切り札。信おけるのは我自身のみ。その上で御意に……と」


 完全な無表情で擬態のヴァニタスに、ミールレスの視線は満足気だった。


「その感じだ。その雰囲気は出会った頃の感じだな。あの頃、魔解で見たお前が何か分からなかったが、底知れぬ恐ろしさがあった。その様だ。退屈はさせない、他者より長くは付き合える筈だ。それで良いか」


「左様にて。仕込みは、真魔王ミールレスの預かり知らぬ事。ことさら事を荒げるつもりはありませんが、暫し我が主と共に、その意向での刻みを」


 そう言って、成りの対応でヴァニタスは自身のそれに消えていった。送った側のミールレスは、突然出来たメイドに僅かに意識を併せて、視線を上げていく。その思考に続く合間に呟きを見せた。


「まあ、私とて何者にも媚びる必要などない。……好きにやればいい、か」


 重なり見せる物語が様々な立場でつづらられていた。自身の物語を動かそうとしている、共に自身を「魔王」と言う二人。互いが、この頁で今ある場所には共に大切な女性がいた。


 視線を上げるミールレスが拠点とする、城塞都市ランヘルに妹を残している。そこに至った人智の側のクローゼは、ミールレスがいる魔都ユーベンに、想いの女性をおいていた。


 在り方は違うが、形としてはそう言う事になる。その流れで、クローゼ達がランヘルの城壁の外側にあるあの小屋を視界に入れた頃、彼の想いの彼女は、漆黒のヒルデの屋敷にあった。


 特別な事ではない、単純に夕食の誘いを受けていた。と言う事だった。


 行く事自体は、彼らが正式に屋敷を持った段階からあった。それに彼らの屋敷には、アリッサ人選の人智の側の使用人もいた。……その為もある。


 勿論、カミラの屋敷もそうだった。言ってしまえば、ノーガンの屋敷はすべて人智の者であり、メイド長はルヘルが掛け持ちしていた。


 状況はそれを加味しなくとも、アリッサの感覚で然程の違和感はない。全く普通に夕食を歓談の中で済ませて、彼女は、屋敷の玄関辺りで出入口の門を視界に入れながら、ヒルデの送る声を聞いていた。


 ただ、言葉を掛けているのは戦場で、「鬼神」と見られた彼女である。


「アリッサ、引き留めて申し訳ない。魔解でも辺境暮らしだったから、話が聞けるのは助かる」

「いえ、大丈夫です。宜しければ今度は当家で」


 建物から抜ける様に歩きながら、アリッサはそう返していた。ビアンカの手筈で、まわされる馬車が彼女の視界にもあった。


「そろそろ、戦いに出る事になるだろう。サバル様も思う様にいっていないようだからな。それまでに一度、そうしたい所だ」

「そうですね。お願いします」


「暗くなってしまったな。……シズナ、何人か連れてお送りしろ」

「ヒルデ様。こちらも既に警護を増やして頂いているので、お気遣いだけで感謝致します」


 シズナと呼ばれた鬼魔族の彼女が、頷きを向けるのに併せてヒルデの「何というのだ。……こちらの気持ちだ」がアリッサに届いていた。


 現状ユーベンは、ある意味治安は良かったと言えた。その事が彼女に起因するのは何となく分かるだろう。

 アリッサ自身も、ここが魔族のある地と言う認識は十分に持っていたが、この現実が平和だと思ってしまう部分もあった。


 開けられた馬車の扉を抜けて、アリッサは腰掛けたついでに、軽く息をもらしていた。……単純に一息ついた、その感じである。


 後は、帰るだけであった。当たり前に彼女はそう思っていた。



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