時越の刀士
嘉永の中頃、あちらこちらで桃色の桜が咲き風でひらひら舞い枯れきっていた草原に若芽がぽつりぽつりと産まれる春。
各地の空からで突如、怪物が降ってきて人々を混乱させていた。
ある町では「俺の名はカロジレという、仕掛けてこなければ血は流れん。」と叫ぶ人物が青い怪物に乗り子分らしき怪人を何人か連れていた。
彼は食料と女達のあけ渡しを要求した、でなければ怪物が溜め込んでいる異臭を爆発させ町人を全滅させると暴力を振るわず冷静に呼びかけた。
話の内容から、怖がっている町長を庇い義息子が攻撃をしようとして怪物の口から液体が飛んで来て体に直撃、当たった場所に穴が開き周りが溶け出した。
周りの人は何が起きたかわからなかったのでその場で立ち尽くしていた。
痛ましい叫びが数距離に響いた、「殺るつもりはなかったんだがそっちから仕掛けてきたんでな」とカロジレが言った。
青い怪物が身体中から湯気を出し、死んだ男と叫びを聞いて横から駆けて来た女それに恐怖で立てなかったが女の涙を見て町長の影から現れ仁王立ちになり2人を守る少年に牙をむき今にも跳びかからんとしていた。
だがカロジレが怪物の首にあった鎖を引き無言の止まれを命じた。
何かと少年は思ったが、その答えがすぐに分かった。
遠くから人波を掻き分けて1人の浪人笠をかぶった者が来た。
遠くからは分からなかったが、




