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単発系その他

世界創造のしかた ~Flowing world in the Bubble film~

作者: 神離人

 あなたは世界の創りかたをご存知だろうか?

 私は知っている。そして先ほど世界を創って感動したばかりだ。

 なかなかにいい物なので紹介したいと思う。


 まず世界創造で大切なのがイメージ力だ。

 創造した世界を眺めるために、必要不可欠である。

 イメージ力を高めるためにも、落ちついて考えごとのできる場所を確保すべきだ。

 たとえばお風呂場などがよいだろう。


 体の状態というのは世界創造に影響してくる。

 心奪われる世界を創るためにも、体はベストを保ちたい。

 夏場の、ほどよく汗をかいている状態であれば、世界の流れを生み出せるだろう。

 お風呂場ならば、ついでに汗を流すことも可能である。


 時間帯は夜がよい。

 なぜなら夜はロマンチックだからだ。

 世界創造もロマンチックである。

 夜中に、お風呂をたしなみながらの世界創造。

 実におしゃれではないだろうか。  


 最後にやり方だ。

 まずは石鹸などを手で泡立てておく。

 泡だらけになったら、親指と人差し指をあわせて輪っかを作る。

 輪っかを縮めていき、閉じきったら再び広げる。

 輪っかに膜が張っていれば、世界の完成である!


 膜には混沌とした色が流れているが、ここでは色の一粒一粒をみてほしい。

 それはまさに世界を形成する、宇宙にチリが流れているような光景だ。

 イメージ力について述べていた時点で、すでにそのときの実感は消え失せていたものの、眺めている間は世界創造をしている気分だったことを覚えている。


 また上級者向けの世界創造も紹介しておく。

 先ほどの作った膜に、ゆっくり息を吹きかける。

 膜がドーム状になってきたら、空気の投入口である輪っかを閉じきるまで縮める。

 膜がシャボンのようになっていれば完成である!


 こちらの世界創造はとても本格的といえる。

 なにしろ球状なのだ。

 宇宙の形などよくは知らないが、とりあえず球状は世界っぽい。

 膜を眺めているにしても、平面の膜を眺めるのとはわけが違う。

 丸み掛かった透けている膜に、禍々しい色の粒々が交じりあい、渦巻き、絶え間なく流れ続けているのだ。

 とても宇宙的ダークチックで魅力的な印象だったと思う。


 これで世界創造についての紹介は終わりだ。

 あなたも気が向いたら試してみてはいかがだろうか。

 執筆意欲がインフレして、なんか書いてしまうかもしれないよ。

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