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200文字小説集 vol.2

僕が妻に頭が上がらない訳(200文字小説)

作者: 日下部良介

 電車の向かい側に座っている女性が僕を睨み付けている。

 彼女は席を立って僕の前にやって来た。

「日下部?」

 改めて彼女の顔を見る。

 彼女は学生時代の同級生だった。

「僕、なんか悪い事した?」

「どうして?」

「ずっと睨んでた」

「ああ、コンタクト入れ忘れたから。それより、私のこと忘れちゃった?」

「ごめん…」

「じゃあ、忘れられないようにしてあげる」

 彼女のこぶしが僕のみぞおちにめり込んだ。

 以来、僕は妻に頭が上がらない。





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― 新着の感想 ―
[一言] 読んでいて、日下部さんのイメージが・・・。 でもこれ、物語内でのお話なんですよね? 女性がみぞおちにパンチ食らわせるなんて、相当のものかと・・・。
[一言] いやはや、これはまた強烈な……。 精神的にというより、物理的に頭が上がらないとは。 なんにしても、女性は強い。
2016/01/08 19:01 退会済み
管理
[一言] 拝読しました。 相当ひどいことをしたのですね。真実味があります。
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