もう一つの世界
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俺の名前は、高槁 ジュン高校2年生だ。ルックスは中の下、成績は学校の中で、ちょうど真ん中だ。 しかしこの成績は、俺が通っている高校の偏差値が高ければ自慢出来るだろう。だが残念ながら、俺が通っている学校は偏差値40というバカの集まりだ。そんなバカな俺は毎日登下校に、電車を使っていた。そんないつもの帰り道、俺は毎日乗っている電車に乗り遅れてしまった。しかたなく俺は次の電車に乗ろうとどこにもでもあるような、ホームで待っていると、通過電車が通る通知音が鳴り響くとすぐに通過電車が俺の目の前を通っていく。だが俺はその通過電車の走行音がとてもうるさく感じた。だから俺は耳を両手でふさぐ、俺はうるさいものがすごく苦手でいつも、耳を両手でふさぎ目をつむるのだ。だから今回も目をつむり耳を両手でふさいだ。だが俺はこの癖をなくしとけばよかったと、後悔することになる。
俺は、目を閉じてるこの時間が嫌いではなかった。なぜか不快な音を聞いているはずなのに、心地よかった。その理由は俺でも分からない、だがこの心地よかった時間は、今日に限っては心地いいものではなかった。俺はこの時世界が反転したような、不可思議な感覚。そして俺はこの感覚に襲われているなか、俺は俺の姿を見た。俺が見た俺は、灰色で全てが終わっているような顔をしていた……
俺はその姿を見た瞬間に、目を開けるとそこには、ホームに立っている灰色の俺が立っていた。その灰色の俺は、俺の後ろに指をさす。そこには灰色の世界が広がっていた。その灰色は俺がいる色のある世界を飲み込んでいく。俺は、声も出せずその灰色に飲み込まれた。