クーリヤ騒動5
翌日
トントン
ノックの音で目を覚ました京介
京介「キッドか?」
いつも通りドアを開くと
ルナが飛び付いて来た
ルナ「京介~♪、おはよう~♪」
京介「ん!んん~!」
ルナの唇が京介の唇を塞いだ
いきなりの奇襲に目を丸くする京介
プッハ~
ルナの唇から解放された
京介「る、ルナ、いきなり何を!」
ルナ「ん?ボクのモーニングサービス♪」
京介は時計を見る
もう7:00になろうとしてる
京介「そうか、惑星時間が違うんだ」
惑星にはそれぞれ時間が在る
ストライダー号は船内の時間を惑星センチネルのカナンシティに合わせているから惑星クーリヤとは時間が違うのだ
京介「ストライダー号を出すまで後4時間かぁ?」
しかしルナの奇襲には参った
鏡を見るとルナのルージュが京介の唇の周りに付いている
京介「ルナ、このルージュ落ちないんだけど」
ルナ「当たり前だよ~♪落ちにくいルージュだもん♪」
其所にキッドが起きて来た
キッド「兄貴、おはよう・・・」
ルナのルージュが京介の唇に付いているのを見つけ
キッド「いや~♪兄貴とルナはお楽しみでしたかにゃ~♪此れは失礼しましたにゃ♪」
京介「お、おい、キッド。お前は誤解をしてる!」
キッド「いやいや、言い訳はいらないにゃ♪。兄貴が女性を抱いた事が大きな進歩にゃ~♪」
ルナ「キッド、京介って今まで恋人とか居なかったの?」
キッド「僕とトレジャーハンターをしてから兄貴の恋人なんて見た事無いにゃ♪」
ルナ「京介、まさか今のが京介のファーストキス?」
京介「当たり前だろ!今まで恋人なんて居なかったよ!」
ルナ「そうか~♪ボクが初めてのファーストキスの相手かぁ♪、ならボクと同じだね♪。前のマスターは女の子だったから執事程度の相手しかしなかったんだ」
キッド「もしかしたら男性経験も無いのかにゃ?」
ルナ「無いよ~、知識は催眠学習で在るけど」
キッド「ならルナにはチャンスにゃ、そのグラマーな身体と豊富な知識で兄貴を落とせるにゃ♪」
京介「キッド!お前は何を!」
キッド「面白いから良いにゃ~♪」
京介「ルナ、何を考えた!」
頬を赤らめながらも愛玩様の血が疼き出したか
目が潤む
ルナ「ボクと京介は初めて同士だけどボクがリードするよ♪」
京介「そうだ、今日はクーリヤを出発するんだ」
京介はさっさと朝食を食べに行く
ルナ「京介~♪ボク絶対に京介と結ばれるからね」
後を追い京介に抱きつくルナ
残されたキッド
キッド「ニュフフフ~♪楽しくなりそうにゃ♪」