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お宝を求めて1

腰を押さえストライダー号コクピットに向かう京介


キッド「兄貴、お帰りにゃ~♪ルナは?」


京介「ベッドのシーツを交換してから来るよ!」


ゴン!


キッドの頭を拳固


キッド「にゃ!」


京介「お前がルナに入れ知恵したな!」


キッド「ルナは元々愛玩用の人工生命体にゃ、マスターに奉仕しないと不安になるにゃ~♪」


キッドからストライダー号のコントロールを交代して


京介「まあ俺も初めてだったけど、ルナが相手だったから良かったかな」


キッド「栄養ドリンクを飲んで、腰を擦ってる兄貴が言うセリフかにゃ~♪」


京介「うるせい♪」


コクピットドアが開きルナが入って来た


ルナ「キッド、シーツを交換したよ♪」


席に着きレーダー監視を始めるルナ


キッド「ルナ、良かったにゃ♪」


ルナ「うん♪」


ストライダー号は順調に惑星センチネルに向かっている


京介「このペースなら後1日足らずでセンチネル到着だな、着いたら年末年始の買い物だ♪」


ルナ「惑星センチネルってどんな惑星なの?」


京介「日本人を主軸にした開拓団が切り開いた惑星だ、だから日本の習慣がまだ残ってるんだ」


キッド「綺麗な惑星にゃ♪」


京介「ルナはセンチネルは初めてか?」


ルナ「うん、前のマスターは此方方面は来なかったし」


そんな話しをしながらコクピットで過ごす三人


ルナ「あれ?この光点って?」


レーダー監視をしてたルナがレーダーディスプレイに写る光点を見つけた


データを京介に流す


京介「この速度は宇宙船だな、しかし各星系から此所を飛ぶ宇宙船の情報は出て無いが?」


キッド「考えられるのは海賊か、事故で漂流してる宇宙船にゃ♪」


キッドがデータ分析を開始する


キッド「にゃ!此れは150年前に消息不明になった客船タイラント号にゃ!」


京介「処女航海で消息たった豪華客船か!」


キッド「もう所有権は消えてるにゃ!此れはお宝にゃ~♪」


京介「キッド!タイラント号に向かうぞ!」


京介がストライダー号の操縦レバーをタイラント号に向ける


ストライダー号の巨大な機体が進路を変える


キッド「ルナは初の仕事にゃ♪、頑張るにゃ~♪」


京介「ルナ!レーダーから目を離すな!常時位置を報告!」


ルナ「タイラント号、時速32000kmで直進中!」


京介「タイラント号とのランデブーポイントまで6時間。キッド、スペースローダーで行くぞ!」



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