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8品目 最強のおやつ

「チッ、なんだよなんの着信だよ!」

メンドは携帯の通知音に思わず舌打ちする。


「確認しろ裕太!」

(いや、オレの体使って戦ってんだから無理でしょ!)

メンドは戦いの真っ最中だった。


「ったく、どんだけ出てくんだよ!」

メンドは多くの破壊兵器を相手にしていた。


(これじゃデリッシュを非難させる暇もない!)

「あぁ、あんなトコでラーメン食わせるなんて、オレが許せねぇ!」

メンドは破壊兵器から逃れる為建物の隙間で縮こまりながらラーメンを啜っているデリッシュを見て拳を震わせる。


「食べ物ってのはなぁドーン!と構えて幸せいっぱいに食うもんなんだよ………それを邪魔すんじゃねぇ!!うおおおおおお!!!!」


メンドは


「ガラにもならねぇガラクタ共がぁ!アサルトショウュウ!」

メンドは宙返りをくり返し破壊兵器達を木っ端微塵にした。


「ハァ……ハァ……流石に麺が伸びちまいそうだ……」

(オレも……もう無理……)

メンドは変身解除し裕太の姿になるとそのまま倒れ込む。


「オイ裕太!起きろ!まだ来るかもしれねえだろうが!」

チケットの姿になってしまったメンドが必死に叫ぶが裕太は目を覚まさない。


「おそらく体力の限界だったんだと思う。」

「デリッシュ……!」

背後から空の丼を片手にデリッシュが倒れ込んだ裕太の背中をさする。


「すまねぇな……こんな所で食わしちまってよお……」

「いいや大丈夫。少し元気になったから。」

そう言いながら笑って見せるデリッシュの目は赤く腫れていた。


「とりあえず……今日は一旦帰りましょう?この辺りの奴らは全員無くなったし………」


尾井司高校駐輪場──

「バイト行けそうなのか?」

メンドはやや心配するように尋ねる。

「あぁ……いや昨日のアレでメッチャ疲れたけど、色々デリッシュに伝えたい事あるからさ……ちょっと時間あるし自販機行こっかな……」

裕太は肩を回し腰を捻りながら自販機売り場に向かった。


「オイ、裕太?」

「何?声色変わったけど……?」

自販機で買ったエナジードリンクを取り出しながら裕太は不思議がる。


「お前はさ…………フードファイターとして戦っていきたいと思うか?」

「えぇ?」

メンドの声はひどく淡々としていた。


「お前……迷惑だと思わねぇのか?オレみたいな勝手な野郎に人格を乗っ取られた勝手に戦いに連れ回されてよぉ?」

「メンド…………」

裕太はしばらく沈黙するとポケットからメンドのチケットを取り出すと、冷たいエナジードリンクの缶にチケットを押し当てた。


「冷てぇ!!何しやがるんだよコッチは珍しく真面目に」

「やっぱチケットに痛覚とかあるんだ。言っとくけどオレは大丈夫だよ。」

「は?」

裕太はそのまま涼しい顔でエナジードリンクを開けて口にする。


「お前、散々オレのこと()()()()だとか言ってたじゃん?つまりそんな事言われるような奴に一々了承得る必要ある?」

「………!」

裕太は自販機置き場のベンチに腰掛ける。


「オレさぁ特に将来の夢とか無いんだよね。あとちっちゃい時に両親両方いなくなってるんじゃん?本当に物心ついてない時の話だから、本当に悲壮感とか無いんだよ。でもデリッシュは、目の前で家族どころか、大勢の人が死んだら訳だよ……それでわずかな生き残りのために色々と頑張ってる。オレすごいと思うんだデリッシュの事を。」

裕太は缶を両手にかかえる。


「なんかすごい申し訳なく感じてさ。親が死んでるのに何も思えない。特にやりたい事も思い浮かばない。そんなオレがデリッシュに信頼されてる。ならさ!せめてそれくらいの期待には応えないとすごい申し訳ないって思うんだよ。」

「お前…………そんな考えてたのか?」

メンドは舌を巻く。


「あとこのF.F.Fってフードファイターが3人表彰されて、その表彰された人にとって旨味のある褒美が当たるらしいんだ。その願い………目指してみようかなって。」

「オイ初耳だぞ!じゃあ裕太の願いってなんだ?」

「それは………」


麺屋烏川──

バイト終わりにて。

「……なんて話があったんだぜ?」

「ちょバラすなよ!!」

メンドは先程の会話を全てデリッシュに打ち明けた。


「そして裕太の願いは『会ったことのない両親と会話してみたい』だってさ!」

「おいおいおい〜?さっきのエモい雰囲気台無し過ぎるでしょうよ!!」


「とにかく、裕太はお前の為に戦ってやるし、もしかしたら、F.F.Fで2人の願いも叶えられるかもしれねぇって事だ!」

「メンド………お前の方がよっぽどいい性格してるよ!」

「ほえぇ?オレ様ラーメンだから、わっかんねぇなぁ〜?」

デリッシュは裕太とメンドの姿を側から見守る。


(惑星ショークの皆。わたし、美味しい仲間が出来た!)


「ぐぬぬぬ………」

パソコンの前で1人の男が歯を食いしばり唸る。


「何故だ!何故こうもフードファイター達の指揮が上がらない!こうやって、イベントミッションとして設けてやったのに!」

机を叩くのはF.F.Fの堅太高田堅太だった。


「その肝心のイベント内容が酷いからでしょうよ〜?」

「何ぃ?」

堅太は背後からくる舞味の声を恨めしそうに感じながら振り向く。


「だってさぁ………今回のイベントまず難易度酷いよ。相手の破壊兵器ってランクってソロだとすれば550〜500帯じゃないとまともにやり合えないって。その上飛び道具の範囲攻撃がデフォなんでしょ?こんだけ雑に強いビームバンバン撃つ相手じゃ徒党を組んだ所で低ランクフードファイターじゃミッションをこなすどころじゃないよ!」

ウェーブのかかった髪を揺らしながら語る背後の声は次第に堅太への嘲笑を含んでいく。


「その上報酬も兵器10体につきスキルチケットがランダムで5枚。こんなのする位なら普段通りフードファイトしてる方がよっぽどマシ!F.F.F史に残る最低最悪のゴミイベントだね!断言できる」

「うるさい!お前は黙って運営の指示通りのアイテム開発をしていればいいんだ!堅太でもない分際で口を出すな!」

顔を赤くしながら堅太は舞味の言葉を遮り怒鳴り散らす。


「あとイベント意外も改悪が凄いよね。運営に対する無視していいような意見でも一々反応しすぎ!瞬間湯沸かし器じゃらないんだからさぁ……」

「こういう危険分子を取り除かなければフードファイターとしての戦士の精神がへたってしまう!」

堅太の言い分を舞味はしたり顔で受け止める。


「あとさぁ……プレイヤーの働きかけが強引過ぎる。学生も社会人もヒマじゃないの、『1日一回フードファイイトをしないプレイヤーはスキルチケットの購入の際手数料がかかる』とかマジイミフ〜!」

「うるさい!あやつらが悪いんだ!そもそも戦う為にフードファイターになったのでだろう?その闘争心を正義のために使おうとしているだけなんだ!どうして誰もわからないんだ!」

堅太の言葉に舞味は手を振りながら失笑する。


「ふふふ………F.F.Fはさぁ、あくまでゲームなのよ?ただちょっと敷居が高くて刺激が強いってだけのゲーム。ああいうプレイヤーが戦うっていうのは戦士としての誇りとか、正義のヒーローだとかそういうんじゃなくて、単純にゲームとしての戦いとか、もっと軽い気持ちな訳。そういうの分からない?」

「分からないな!」

堅太は断言する。


「そもそも殺傷能力を持つ力をいとも容易く扱えるゲームがあってたまるか!ずっと意味がわからなかった、社会において不適当に強すぎる力をゲームの道具として見るその倫理観が!」

「だからと言って対侵略宇宙人防衛システムに仕立て上げるのは、ねぇ……」

「どうやら我々はどこまでも相容れぬようだな。」

堅太はそのまま部屋を退社する。


「どこいくんだよ………つたくアイツはアレでも優秀だからメンドの事も知ってるだろうしなぁ……本当にやりにくい。」

「そんなに正義のヒーローがお望みならお出ししてやるよ。最強のフードファイターを使ってね。」

彼女は一枚のチケットを眺め呟く。


「起きて!起きてください!完人さーん!」

「うっ……?ここは?この声は……………」

完人は聞き覚えのある声で目を覚ます。


「む?」

完人の目の前には空が広がっていた。


「なんだこの感触は………?」

そして自身の後ろになにやら未知の感触を覚える。


「縛られてるんですよオレ達!あっおれはピッザァーです!」

「ピッザァー?一体………ハッ!まさか!」

完人は自分が置かれている状況に気づく。


「どうやら我々は背中合わせで縛られているようだな。それも空高くそびえ立つ塔のてっぺんに。」

完人は自身が置かれている状況を的確に分析する。

「冷静過ぎんでしょ!!でもそうなんですよ……オレ達あのフォークントって奴に負けて、気を失ってオレも今気がついたらこうなってて……」


「負けた?あのおかしな言葉遣いをする輩にか………」

「そうそうビッグバンマキシマムグレイトフルなわーたーしぃ!???!!?」

向こう側の塔のてっぺんにフォークントが姿を見せる。


「貴様!」

「コレがぁ………欲ッスイイイィイィィィ!!?!???!?!?」

「あっオレのフィディッシュブレス!」

フォークントはピッザァーのフィディッシュブレスをぷらぷらとフォーク型の槍に引っ掛け揺らす。


「オレの部下はなーぜーか!やられちまったけどハイパービクトリースマッシュなオレはやられてないから心配ナッシングのファイティング??!?ヒャーハハハハ!!!???!?!」

フォークントは高らかに笑う。


「すいません!オレがしっかりしてれば………」

「過ぎた事を悔やむな!奴からブレスをなんとか取り返さねば……ぐっ!流石異星人!踏ん張っても千切れない!ただの縄であれば容易いのに……んぐぅ!!」

完人は顔を真っ赤にし踏ん張るが2人を拘束する紐はびくともしない。


(ただの縄だったらふんばれば千切れるのかよ……)

ピッザァーが心の中で驚いていると


「いや待て。おいピッザァー、我々は縛られてどれだけの時間が経った?」

突然完人が力を緩めて尋ねだす。


「えっ今ですかそれ?」

「今だ。」

完人はピッザァーの顔を見る。


(何この目。この人マジだわ………)

ピッザァーは完人の正気な視線を圧倒されてされてしまう。

携帯さえあればわかるんですが…………」

ピッザァーは身をよじらせズボンのポケットに手を伸ばす。


「あっ!携帯はギリギリ見れる………」

ピッザァーはなんとか携帯を取り出した。

「えーと、あの時から丸一日縛られてますね。」

ピッザァーはポケットの隙間から携帯のホーム画面から現在の日時を確認する。


「丸一日………?という事は……昨日の分のおやつを食べていない!!あああああっ!!!」

完人は突如絶叫しだす。


「えっ!?ちょっ!!」

「あああああっ!!おやつ!!何か、何か甘い物を!!!」

完人は目を見開き叫び暴れると2人を拘束していた紐が引き千切れる。


「貴様死ねぇ!」

「うおおおスーパーメガトンパワードアタぎゃあああっ!!??!!?!」

完人は向こうの塔にいるフォークントに飛びかかる。



「ふざけおって貴様ぁ!死ね!」



「えっ!?過ぎた事を悔やんで落ちていった………」

ピッザァーは下を見て呟く。


「やっぱ凄いわあの人間。正直フードファイターならなくてもいいかもしんないねぇ………」

「まぁすごい人なのは確かだけどって…え?」

ピッザァーは振り向くと見知らぬ女性が立っていた。


「キミ、ゴースト枠のフードファイターだったよね?」

「えぇっと……そうですけど、どなた?」

「まずはこの塔を降りよう!話はそれから!」

女性は完人の後を追うように飛び降りる。


「待ってよ!この非常識な状況……あの地獄のバイト先を思い出すんだけどぉ!でも仕方ない!」

ピッザァーは腹を括り飛び降りる。


「ふぅ……ミラクルアルティメットなクレーターをつくるパワフルエナジーストロングな攻撃……」

「オレにとってのおやつの価値を知らぬ不届者が!覚悟せい!」

完人は類を見ないほどに激昂していた。


「壁沢完人、ならそんなキミにうってつけなフィディッシュチケットを与えよう!」

舞味の女は落ちながらブレスとチケットを投げ渡す。


「コレは………パフェ?」

完人はパフェのチケットを受け取る。


「さぁ、そのパフェの力でやっちゃえ!」

「何者か知らんがありがたい。この力、じっくりと味合わせて貰おう!」

カントはブレスを装着しチケットを構える。


「オーダー!うっうぁああっ!!!」

チケットを差し込んだ瞬間完人は体の激痛に悶える。


(やはり裕太君と同じ展開だ…………)

「ああああ落ちても死なない?そっかオレ死んでんだったわ!」

少し遅れてピッザァーも地面に到達する。


「あっオレのブレスとチケット!完人に無理矢理落とされたからか!」

慌てて地面に転がるチケットとブレスを回収した。


「コレどういう状況で?そしてどなた?」

「完人君が今から最強のフードファイターになろうとしている瞬間よ。そしてワタシは菓折舞味(かしおりまい)F.F.Fの運営で舞味やってるイケてるお姉さんって所かな〜?ところで君は?」

「イケ………イケてる?オレの名前は生地原英二(きじはらえいじ)です。」


「うぅ……!!なかなか食べごたえがある………!だがスイーツである以上、食べなくてはならないのだぁ!!!」

その瞬間、完人の手に巻かれたブレスが白い閃光を発し始める。

「うわっ眩し!」

「ああっ、研究の為に見なきゃだけど見れない!!」

「ぎゃーキューティクルフラッシュな輝きいい!!????!?」

その場にいた全員がその光に顔を覆う。


そして光は程なくして収まる。

「コレは何だ?」

完人は自身のブレスを目を見開く。


「生クリームだと…………?」

彼のフィディッシュブレスには大量の生クリームがブレス本体を包み込む様にまとわりついていた。


完人は導かれるかの如くその生クリームを指で掬い取り舐める。

「なるほど………色がやや黄色味がかっている事からホイップではなく純生の生クリームである事は予想できていたが、驚いたな。ここまできめ細かく味に癖の無い風味に出会ったのは初めてだ。牛乳本来の屈託のない甘味でコク深いが何より優しい味だ。そう、これはまるで生まれたばかりのこの世の汚さを知らない乳児の微笑。このような味にこんな所で巡り合うとは。もっと晴れやかかつ繊細な出会いを期待したかった…………」

完人は目を瞑り生クリームの味を堪能していた。


「ちょっと完人さん?完人さーん!!聞こえてますー?」

英二は耳元で声をかけるが完人は微動だにしない。

「もしかして彼ってスイーツの事になると周りが見えなくなるタイプ?」


「ファイナルローリングスペシャルアターーーーック!」

クリームに夢中の完人に背後からフォークントの槍が飛んでくる。


「しまった…」

完人が振り向く頃には槍の先端が視線の目の前に迫っていた。

銀色の三又の槍は鈍く光り輝き完人の首を捉える。


「ヤッべ!オーダー!モッツァレラバインド!」

英二は慌ててピッザァーに変身しチーズの弾を発射する。


「ミラクルグレイトフルハイパースピやや??」

「またこの光……!」

完人のブレスが再び白く輝き出す。

そして光の中から一直線に生クリームがフォークント目掛けて飛び出していく。

「なああああーーーーっ!!!!」

フォークントは生クリームに情けない声をあげて吹き飛ぶ。


そしてそのままチーズの弾にも辺り上半身がチーズに塊に埋め尽くされ身動き出来なくなった。

「あっ!ああっ!!スパイラルライジングな攻撃?」


「目の前に光が………」

白い光は完人の腕ではなく彼の頭上にあった。


完人は左腕を一瞥する。

彼の左腕からブレスは消えていた。

「その優しい味を楽しませてくれるだけではなく命を救ってくれるとは。」


「すごい………あのチケットの力をそこまで引き出すだなんて!!」

舞味は完人の前の白い光を見てさらに興奮する。


「……………」

完人は目の前の白い光をじっと見つめる。

そして


「はっ!」

光に向かって手を伸ばした。

すると光は形を変え姿を現す。


「これは、ステッキか?」

彼の手にはパフェの容器を模った杖とパフェのチケットが握られていた。


「え?待って下さいよ!?さっきの光って……ブレスじゃ無かったですか?」

ピッザァーは目の前の事態に動揺する。


「彼の体に秘められた因子の力が引き出されたことによってチケットが活性化し、チケットが自身の力を最大限引き出す為にブレスの形を変化させたのよ。」

「えぇ?活性化した力が……引き出されて?形が変化?」

舞味の説明に英二は混乱しかけていた。


「でももうその形でブレスは無いでしょ〜?名付けるとするなら………」

「パルフェクトステッキ。」

完人が突然杖の名前を命名し出す。


「今思いついたのソレ?」

「いや、思いついたというよりかは脳に語り掛けられたような感覚だ。そう、使い方も……」

完人はステッキを握りしめる。


「ほほぉ?ミラクルアメイジングイーヴィルノヴァなネーミングじゃねぇ?!?!!!!???!」

フォークントがなんとかチーズの拘束を自力で外し立ち上がっていた。


「貴様、フォークントと言ったか。」

完人はステッキをフォークントに向けながら睨みつける。


「貴様にスイーツというのものを教えてやろう。」

そして完人はパルフェクトステッキの上部の飾りを上に引っ張る。

するとステッキの内部からフィディッシュチケットを差し込む為のスリットが出現する。


「オーダー!」

完人は唱えながらスリットにチケットを差し込み上部の飾りを押し込み腕を突き出し天に掲げる。


その瞬間完人の体が白い光の柱にに包まれる。

「眩しっ!こうなったらシャイニングオールドドラマティックマーケットアタァッッッッック!!!」

フォークントは光の柱へ槍を投げ込むが


「え…………?消えた…………」

光に触れた瞬間槍は粉々に砕け消えて無くなってしまった。


「変身するだけであんなヤベー事に?」

「彼を選んで正解だったわ。ほら見てみて。姿を現すわよ。」

そして光が止み、その姿を現す。



「凄い……けど…アレ?」

英二は首を傾げる。

「なんか、完人さんの体型が…………」


(うん?コレはどういう事なんだ?よく分からない感覚だ。体の自由が効かない?)

完人の人格は内なる物となり肉体の主導権が変化していた。


「おやおや、スペシャルミラクルパーフェクトなあなたはだあれ?」


「わたしの名前は………パルフェクトです。」

そこに立っていたのは薄幸そうな声を名乗る華奢な女性体型のフードファイターだった。

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