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49品目 ゴクゴク迫り来る

「喉を渇きを潤すのに丁度いい………飲み干してやるぅ!」

「かかってこい!」

才牙はベンディングに飛び掛かる。


「ヒャア!」

金切り声を上げながら才牙が口を開けると彼の口の皮膚と粘膜は肥大化しベンディングを包み込もうかとする。


「ブラスドリンカー・濃厚グレープセット!」

ベンディングは体についているブドウジュースのボタンを押し取り出すとブラスドリンカーにセットする。


「喰らえぇ!」

そして才牙の口目掛け引き金を下ろす。

彼の放った紫色のエネルギー弾はやがてブドウの房のような形になりそのまま空中で弾ける。


「何ィ?」

そして才牙を包み込むように一箇所に集中して被弾した。


「バナナ果皮の庇護!」

才牙が唱えると彼の体の周りをバナナの皮が包み込みエネルギー弾を防ぐ。

「オォラアッ!!」

そして才牙はバナナの皮を両手で掴みベンディングに向かって投げつける。


そして地面に着地した才牙は

「来い!コーン棒!」

焼きとうもろこしの棍棒を出現させ何度も大きく振り回しながら襲いかかる。


「オラァ!」

「おっと!」

ベンディングは棍棒の攻撃避ける。


地面に当たった棍棒は校庭に大きな穴を作り出していた。

「クソ、」

才牙はため息をつきながらその棍棒を飲み込む。


「ウスターカノン!デミグラスボンバー!」

右手からウスターソース、左手からデミグラスソースの光線を発射する。


「ぷるぷるソーダセット!発射!」

ベンディングはソーダ味のゼリー飲料の弾丸を発射する。

出てきたゼリーの塊は完全に防ぐ。

そしてゼリーの防壁の影に隠れ

「再び濃厚グレープセット!発射!」

もう一度ブドウのエネルギー弾を発射する


「まずい避けられな………」

両手が塞がっていた才牙は今度はまともにエネルギー弾を全弾受けてしまう。


「ぐぅぅ……まだこんなヤツがいたとは……」

想像以上の威力に才牙が驚いていると

「まだ終わらんぞ!」

ゼリーの壁を突き破ってベンディングが向かってくる。


「肉弾戦か……腕を噛みちぎってやる!」

指を鳴らし才牙はベンディングの右拳を防ごうとした瞬間

「フン!」

ベンディング咄嗟に右手を引っ込め左手で才牙の頬を叩く。


「うぐっ!」

「校庭をメチャクチャにしおって!」

そしてそのまま往復ビンタを2、3回繰り返され間髪入れず肩を掴まれ膝蹴りを腹に数発捩じ込まれたあとミドルキックからの踵落としのコンボを喰らったあとドロップキックで数メートル先に吹き飛ばされる。


「この学校の平和を乱すなー!」

そしてそのまま彼の両足を掴み灼熱の校庭で引き摺り回したあと自身の体を回転させながら振り回し投げ飛ばす。

「はあああ!!!」

そしてブラスドリンカーのエネルギー弾を連射した。


「これくらいで許してやる。観念しただろう。」

ベンディングはそう言い残しその場から離れた瞬間

「飲み干すと言っただろう?」

「な…」

次の瞬間、彼の体は才牙の体内に取り込まれてしまう。


「ッペ!」

「ぐおお………」

数分後、ベンディングは吐き出される。

エネルギーを全て消耗してしまい粘度の高い唾液に塗れた状態で這いつくばることしかできなかった。


「器用だろぉ?舌の動きだけでお前の体内に内蔵されている飲み物だけを根こそぎ奪い取った。お前自体には興味は無い………」

「くっ貴様を……ゆる…さん………」

力を失ったベンディングは自販機の姿に戻り元の尾井司高校の自販機置き場に戻った。

自販機の全ての飲み物が売切の赤ランプがついた状態で。


「やはりこの状態では力を持て余しているな………」

才牙は自分の手を握りながら呟く。

「やはり完成させねば………」

黒いブレスを見ながら呟いていると才牙の携帯に着信がかかる。


「なんだ……グトン。オレは腹が減っている。」

グトンの電話に苛立ちを隠すことなく応じる。


「いや、すいません………才牙さん、オ、オレの上司が才牙さんに会いたがってて…!」

「腹が減っているというのが分からないのか!」

「重々承知しております!ですが、私の立場がなくなってしまいますので……」

「お前の事などどうでもいい!腹が減っているんだ!邪魔するな!」

才牙は電話を切ろうとした瞬間


「新しい兵器についての話なんです!すぐ、ガチのマジのほんとにすぐ終わるんで来てくださいいぃ〜!」

グトンは涙声で訴える。

「………それを早く言え。どこに向かえば良い?」

才牙は先程までの冷静な声に戻り尋ねる。


「とりあえず事務所ビルでお願いしゃす!」

「今行く。待っていろ………」

才牙は通話を切ったあと携帯を飲み込んだ。


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