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42品目 からっぽの皿

「マズイ……」

コールホールは即座に氷の壁を作り出した。


「こんなものぉ!」

才牙は大口を開け氷を噛み砕く。


「どこだぁ!」

才牙は大きく目を開き周りを見渡すがコールホールの気配は完全に消え去っていた。


「逃げたか………」

才牙は落胆しながらもブレスに視線を移す。


「まぁいい。精々1日2日の違いだ。」

才牙は何事も無かったかのように歩きました。


その頃運営事務所ではパルフェクトとピッザァーの戦闘が繰り広げられていた。

「トッピング!」

ピッザァーはコーラのチケットを差し込む。


「吹き飛べ!」

そしてコーラの大砲を怪人の大群目掛けて発射する。


「今です!」

「おう!スプラッシュホイップ・エッジ!」

そして待ち構えていたかのように怪人達を一気に切り裂いていった。


「気を抜くな、まだいるぞ!」

完人の言う通り怪人の数は未だ膨大であった。


「おい、怪人に気を取られてる場合か?」

不意をつき、サシミモリがパルフェクトに殴りかかる。


「ぐっ!」

パルフェクトはなんとか剣で拳を受け止めるがそのままじりじりと屋上の様まで追いやられる。


「前よりも力が、増している………!」

完人はなんとか刃を振って拳を振り解こうとするも


「当然だ。所詮地球人如きが勝てると思うな。」

そう言いながら刃を掴み剣を取り上げる。


「完人さん!」

ピッザァーはコーラの大砲を再び撃とうとするが

「グガアア!!」

「ガアアゥウウ!」

多数の怪人がピッザァーに覆い被さるせいで身動きが取れずにいた。


「フン!」

そのまま無防備となったパルフェクトはサシミモリに腹狩りを浴びせられる。

屋上の柵はひしゃげパルフェクトは空中に放り出される。


「うぐっ!」

なんとか腕を伸ばしビルの頂上に捕まるがすぐさまサシミモリに手を踏まれる。


「炙られたいか?水責めか?」

サシミモリは両手から水の炎を出す。


「ヘル……コルニチョーネ!!」

「ガアアアッ!!」

ピザ耳の棍棒を振り回しなんとか覆い被さる怪人達を退けたピッザァーはそのまま背後からサシミモリに殴りかかる。


「豊漁凱旋」

サシミモリが技名を唱えると魚型のエネルギー弾が多数出現する。


「ぐあああ!!」

海中のように不規則に泳ぐ軌道のエネルギーはピッザァーに全弾命中。

ピッザァーは吹き飛ばされてしまう。


「こうなったら火炙りだな。」

もう片方の手でサシミモリはパルフェクトを灼熱の炎を焼き始める。


「どうすれば……うん?」

倒れるピッザァーの横にはパルフェクトステッキが落ちていた。


「そうだ!」

ピッザァーはステッキをソードモードからステッキモードに変形させる。


その瞬間火炙りにされていたパルフェクトの体が白く輝き出す。

「くっ、」

眩しさから目を背けた瞬間パルフェクトの人格の主導権が入れ替わる。


「舐めやがって!」

サシミモリは火炎弾を発射するが効かなかった。


「知らないのか!パルフェクトさんと完人さんが入れ替わる時は数秒無敵状態になるんだよ!ゲームでもあるだろ?」

ピッザァーはそう言いながらステッキのチケット装填部を開く。


「アレ?コレ2枚チケット入れられるじゃん!?機械音痴の完人さんだからわかんなかったんだな〜!」

ステッキのチケット装填部は2つのスロットがあった。


「だったらコーラと……パルフェクトちゃん、コレにわたあめのチケットをー!!」

ピッザァーはステッキをパルフェクト向かって投げる。


「分かりました!」

変化が完了したパルフェクトは屋上の床をスライディングしながら受け取る。

そしてわたあめのチケットを差し込む。


「えと………トッピング魔法!シュワパチわたあめ!」

即席で呪文を唱えるとコーラの炭酸を併せ持った茶色のわたあめが出現しサシミモリを包み込む。


「こんなもん…がっ!あああぅううっあああっあ!!しびれ、えぇああっああ!」

炭酸のショックによりサシミモリは体が麻痺して動けなくなった。


「よし、今のうちに……」

「はい!」

ピッザァーとパルフェクトは大盛チケットを差し込む。


「大盛スプラッシュホイップ!」

「大盛オーバーヒートハバネート!」

そして威力を増大させた必殺技で怪人軍団を焼き払った。


「今の内に事務所に!」

「行きましょう!」

屋上のドアを開け2人は階下へと入っていく。


「大丈夫ですか!」

「もう安心して下さい!」

2人は至る部屋を周り舞味をはじめとした職員達にひたすら呼びかけ誘導を行う。



「じゃあかっ飛ばしますよー!インフェルノコーク!」

「とにかくわたあめかわたしに捕まって!」

巨大なわたあめに職員達をのせコーラ大砲の推進力で事務所から脱出したのだった。


「はあああ!!」

サシミモリはなんとか炎でわたあめを溶かす。


「ハァ………ハァ………アレは!?」

サシミモリは空中に浮かぶ遠方の影を見て全てを察し事務所へと戻る。


「どこにもいない……!」

サシミモリが来た頃には事務所は間抜けの殻となっていた。


「ちくしょお…………あああああっ!!」

サシミモリは伽藍堂の部屋の中で1人叫ぶのだった。



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