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1.さあ、異世界に行こう

間がかなり空いてしまいましたね

母さんの話(ほとんどが父さんとの惚気だ)を整理すると二人の実の子は幼い頃から病気がちである日死んでしまったらしい。それを隠すために選ばれたのが容姿がよく似た俺だと言うわけだ。

「さ、よくわかったでしょ。 お母さんの所へ行くわよ!!」

ちょっと待って、早い……言い終わらないうちに姉貴が呪文を詠唱する。

周りに魔法陣が広がり光に身体が包まれた。

眩しさが消え、目を開けると大きな門がそびえ立っていた。

「なんだ……これ?」

ボソッと呟いたが姉貴には聞こえたらしい。

「魔界へと続く門よ。 魔力があるものしか入れないようにセキュリティがかけられてるわ」

それじゃあ俺、入れないよね?

「大丈夫よ、これを羽織って」

手渡されたのは黒いコート。

「あいつ……私の弟が好んで着ていた服を直したものよ。 魔力が伝染してるから目は誤魔化せるはず」

そうか。

まるで俺のために作られたかのようにぴったりと馴染んだ。

ゲートをくぐる。

『皆さま、おかえりなさいませ』

門が喋った。

「なあ、俺の存在はどうなるんだ?」

「安心して、私たちのコピーが活動しているわ」

なら俺の未来も心配しなくていいのか。

門の先は異世界だ

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