死刑執行と動物と
昨日のニュースは濃かった。
死刑執行、水道法案、ガンダムハリウッド……。
そして、石井一久氏楽天GMへ!
いやー、一番最後のが個人的には衝撃だった。
ダメかな? まあ、しょうがない。
というのも、「驚き」っていうのは予測不可能なことが起きたから「驚く」わけで。
楽天のメジャーかぶれは知ってたけど、いやいや、石井氏かと。
だから、そういう意味では死刑執行も、水道法案も、ガンダムハリウッドも驚かないのさ。
だって、「死刑囚」だったわけでしょ。
水だって「次の資源戦争は水だ」って言われててさ、その戦争もさ、紛争になってテロになってるわけで。
ガンダムハリウッドなんかもう「はい、そうですか」としか言えないよ。
だって、ここ最近のエンタメ業界の流行りは「IP」なんだから。
ゲームだってそう。アニメもそう。ラノベだけどっか行ってるけどね。
「IP」ってのは色々思惑が合致するのさ。
ほら、「海外のガンダム世代」が「ハリウッドでガンダム作りたい!」ってちょうど言ってそうな時期でしょ?
それに「IP」だから儲かるだろうって金を出す層がいるわけでさ。
あー、話が逸れたね。
「死刑反対問題」だ。
読者諸兄はどう思ってるかな?
先に言っておくけど、筆者は肯定も否定もしないよ。
波風立てたくないってはそうなんだけど、うーん、興味がないからっていうのが一番だろうね。
まあ、その上で話を聞いてくれたら嬉しいよ。
まず、こういう「理想論」が語られるようになってること自体は歓迎するべきだと思うよ。
まだ比較的何を言っても良い時代っていう暗い見方もできるけどさ、
何より人類が「人命」に対して「理想」を打ち出したってことが重要じゃないかな。
その上で賛成派と反対派が色々言い合うのは基本的には健全な進歩の構造だろうね。
少なくとも人類はそれで色々変えてきたし、決めてきた。
もちろん、その時決まったことが全部正しい訳じゃないからこういう風にまだ議論は続いてる。
それ自体はまあごく当たり前で面白みに欠けることなんだけどさ。
この問題の面白い所はそれが「理性」や「道徳」と「感情」の問題な所なんじゃないかな。
こういうものってざっくりとア・プリオリなものじゃないんだよね。
人類がそれこそ議論を通して形成してきたものなわけ。
ほら、昔と違うことはいっぱいあるわけで。
だから、ある意味「人類の非動物性」だと言ってもいいと思うんだよ。
ということは「死刑賛成」は「人類の動物性」っていうことになるんだけど、
誤解して欲しくないのは別に筆者はそれをディスってるわけじゃないっていうこと。
どうしても、ボキャ貧でそれ以外の言葉が見つからなかっただけなんだ。
それで「人類の動物性」って何かって言うとまあ、「感情」だよね。
もちろん、その「感情」、例えば、喜怒哀楽になるんだけど、
そういうのを個別の事象に感じることそのものはこれも「理性」なんかと同じで
個人それぞれのア・ポステリオリなものだとは思うんだよ。
ここで言いたいのは「感情に従うこと≒動物的である」ということなんだ。
何度も言うけど、それそのものの是非は一切言ってないからね。
つまり、この「死刑反対問題」は「理性・道徳」vs「感情」、
「人類の非動物性」vs「人類の動物性」という所まで行きつくんだ。
それで思いつくのは今、声高に議論されがちなのはこういうものばっかりだってこと。
フェミニズム、レイシズム、移民問題、やりがい搾取なんてのもそうかもしれない。
ということはこういう議論は全部「人類の非動物性」vs「人類の動物性」。
そして、一番面白いところはその行きつく先が
「動物を辞めたい人類」vs「動物でいいと思ってる人類」の構図なんだよね。
これが色んなものの「賛成派」と「反対派」になってるわけ。
どうだろう。面白くない?
更にだよ。
実は「動物を辞めたい人類」でも「動物でもいいと思ってる人類」以外がいるんだよね。
読者諸兄の中にもこういう問題で「賛成派」でも「反対派」でもない人がいるんじゃないかな?
そして、その「それ以外」も二つに分けられるんだ。
一つは「どうでもいいと思ってる人類」と
もう一つは「理屈で考えようとする人類」なんだ。
どっちも説明するまでもなく分かり易い。
どちらのタイプの人にも会ったことがあると思う。
これの何が面白いってこれは「人類の超動物性」という所がどっちも同じってことなんだよね。
つまり、この両者は「ヒト特有の思考(他の動物にない≒超動物性)」をしているんだ。
どうだろう。面白いよねって思うのは筆者だけかな。
うん、ここまで読んでくれてありがとうございます。
ちょっと口調をかなり口語調にしてみたけど、逆に読みづらかったかもしれない。
色々工夫してみようとは思ってるんだ。
読みづらかったらごめんね。