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◆◆◆

  俺とガンベルグ教官は、他の人達が訓練をしている場所を通っている。様々な人達が、巻藁人形に剣を切りつけていたり、弓を引いていたり、魔法を当てていたりしている。 ここが訓練場だろうか? その場所を自分達は通り過ぎようとしているため、俺は不思議に思い、ガンベルグ教官に話しかける。

  「あの、ガンベルグ教官。 ここで訓練をするのではないのですか?」

  「ああ、ここは人が多いからな。 もう少し奥の場所を使う」

  こう答えるガンベルグ教官。 奥の場所? と思いながらも素直についていく。 ふと訓練場に目をやると、骸骨の姿をした人? が巻藁人形に刀を切りつけている。 ファンタジーだ······

  しばらくすると訓練場の端に来た、そこには小さめの門のようなものがあり、門番のような人が二人たっている。

  ガンベルグ教官が門に近づいていくと、門番達は門を開け、とても綺麗な敬礼をした。

  俺がその様子に呆然としていると······

  「おい、スカイ! 早く来ないか!」

  ガンベルグ教官が俺を呼ぶ。 俺は走って近づいていったが、門番が道を槍で塞いだ。

  「小僧、ここからは特別訓練場だ。 訓練所職員か、そこにいらっしゃるガンベルグ教官の許可がない限り入ることはできん」

  と、こちらを睨みながら言ってくる門番の人。

  俺がかなり萎縮していると。 ガンベルグ教官が門番に言った。

  「その小僧はグランド殿からの手紙を届けてくれた、その報酬の一部として特別訓練場への入場を許可する」

  すると門番は「はっ!」と、とても良い返事をして槍をどけてくれた。 それと同時に苦笑いでこちらを見ながら会釈をしてくる。

  どうやら必要なパフォーマンスのようなものだったようだ。

  それがわかった瞬間に萎縮は解け、こちらも会釈を返す。

  「すまんなスカイ、これがコイツらの仕事なんだよ」

  と、ガンベルグ教官も半分苦笑いで言ってくる。

  「いえ、少しビックリしましたけど。 大丈夫です」

  俺も笑いながら返す。 それよりさっきの会話の中で気になったことを聞く。

  「あの、ガンベルグ教官。 特別訓練場とは? それに報酬って······」

  「ああ、この門の先は特別訓練場と言って、私が認めたものか、訓練場の教官しか入れん。 報酬はもちろん手紙を届けてくれたことに対してだ。 異論、拒否は認めん!」

  「······え〜」

  とても無理矢理な感じはするが、せっかくの善意だ、ありがたく思おう。 拒否権もないみたいだしな······

  「······分かりました。 ありがとうございます」

  「うむ! ではついてこい!」

  またズンズンと歩き出すガンベルグ教官。 それに急いでついて行くと、特別訓練場に入る。

  中には動く巻藁人形と戦っている人達がいた。

  「人形が動いてる······」

  思わずつぶやく俺。 それが聞こえたのかガンベルグ教官が説明をしてくれる。

  「アレはマジックパペットと言ってな、特殊な魔法で動いている。 製法は企業秘密だ」

  動く藁人形·マジックパペットと戦っている人達は、皆すごい戦闘を繰り出している。

  様々な方向から詰め寄ってくるマジックパペットを、流れるような動作で捌き、殴り蹴り、吹き飛ばしている拳闘士。

  三メートルを超えそうな巨大なマジックパペットを、水の槍と表現できるもので撃沈させている魔法使い。

  地面を這うように動く蛇型のマジックパペットの頭を矢で正確に撃ち抜く弓士。

  など、かなり熟練した動きをしている。

  見ていると血が騒ぐというかなんというか、とにかく早く戦闘がしてみたい。

  「ガンベルグ教官! 早く自分もやってみたいです!」

  と意気込んで言ってみたが。 ガンベルグ教官は特別訓練場の端にあった、椅子を二つ用意して置く。

  それを不思議そうに俺が見ていると。ガンベルグ教官が口を開く。

「いや、まずは座学からだ。 座れ」

「えー、······はい」

  少しだけ抵抗をしてみたが、すごく怖く睨まれたので大人しく座る。

  ガンベルグ教官は俺が座ったのを見て、喋り始める。

「いいか? スカイ。お前は冒険初心者、この世界の色々なことが分かっていない。冒険を始める前にしっかりした知識を蓄えないと、いざ冒険に出た時につらい。 そういう事は普通なら冒険をしていくうちに覚えるものだが。 俺が仕込むんだ、しっかり教えてやる。」

  とガンベルグ教官。

  「はい! よろしくお願いします!」

  「うむ、いい返事だ」

  少し間を置いて、ガンベルグ教官はまた、喋りだす。

  「まずこの世界は······」

  この後しばらくガンベルグ教官は、様々な事を教えてくれたが、長かったので要約する。

  ·この世界には元世者と異世者がいる

  これはNPC(ノンプレイヤーキャラクター)PL(プレイヤー)の違いだ。 ガンベルグ教官が元世者、つまりNPCと聞いた時は驚いた。 ずっとテスターのプレイヤーかと思っていたからだ。

 そのくらいに、表情等が豊かだった。

  ·この世界には様々な種族がおり、大きく分けて四種族。 細かく分けると十六種族いるらしい。

  細かい種族は後々紹介するが、大きく分けた種族は、人族·獣人族·魔人族·精霊族の四種族。

  ·プレイヤーにはメニューなるものがあり、様々な事が出来るとのこと。

·ゲーム内の1週間は6日間であり、一日は現実時間の4時間。

現実1時間がゲーム内6時間であり、ゲーム内時間は24時間形式だという。(天文学とかは無視しろとのこと)

  何故そんなことを知っているのかを聞いたら。

  「教官だからだ!」

  と、ドヤ顔と一緒に言われた。

  そして他にも色々な話を聞いていると、スキルについての話になった。

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