プロローグ
プロローグです。投稿は少し遅いと思いますが、よろしくお願いします。
今は夜、ここは大きな大樹『覇王樹』が中心にある町。
『セントラル・天草』
グルルルルルルゥゥ..............
その覇王樹の側にある学園『天草学園』の屋上でまるで獣が唸っているように音を発てる覇王樹を見つめる2人の男女がいた。
「久々にこの町にも来たが、この木も校舎と同じくらいになってたとはなぁ」
「現在『神気』の密度も向上しています」
「そっかぁ、そろそろ『あいつ』も目ぇさまして来っかね?」
「確率としたら高いです」
背が高くかっこいぃといえる顔立ちと金色に染めた短めの髪の男。
和風美人のような綺麗といえる顔立ちと少し青く長い髪をリボンのようなものでポニーテールにしている女。
「刹那は元気にしてっかなぁ?今頃何してんだろ」
「あいつが狙っている方ですよね?」
「あぁ、柊はどう思う?」
「綺麗な方かと、妹君ですか?」
「ぷっ、ははははっ!刹那は男だよ。まぁ俺の弟分だ」
「.....そうでしたか。分かりませんでした。あいつに魅入られないでしょうか?」
「ま、刹那はいぃ奴だし問題ないだろ」
「そうですか。貴さんがそこまで信用する方なら問題ないでしょう」
ピキンッ
周りが静まり学園を四角い何かが囲んだ。
「....『虚界』が発生しました。『魔怒』も大量に出てきました」
「分かってる。ややこしぃなマッドがこんだけ多いからには『鬼屍美』もいるだろうしな」
「倒せばいいことです」
「だな。んじゃ一仕事すっかっ!!」
「はい」
そういった2人は屋上から飛び降り闇に消えた。
覇王樹は月に照らされ淡く光る。
その中にまさしく覇王と呼ばれる『獣』を秘めながら..........
では、また次回。