小説家を狩ろう
私は一度なろうを使用するのをやめたが、最近、あるきっかけでなろうに帰ってきた。
話には聞いていたがやはり酷いものだ。ジャンル別ランキングが実装されたから少しは良くはなってきたが、それでも未だに異世界転生系の作品が量産されている。需要があるから作品は生み出されていくのだろうが、誰に需要があるのかが甚だ疑問だ。 こう書くと、作者は異世界転生物が嫌いと思われるだろうが、別にそれそのものが嫌いではないことは分かっていただきたい。
ところで、今の日間ランキング上位三作品は相互評価についての物だった。私はこの問題を受けて二つのことを思った。
私はふと疑問に思う
相互評価によってランキングに入った作品に価値はあるのかという物だ。
答えは簡単で勿論無い。
なぜなら相互評価というのは、当たり前だが、不正行為だからだ。
しかし、読んでいる方の中には
何を綺麗事を言っていると思った方がいるだろうが、それは価値という観点から見るのは間違いだ。それはメリット・デメリットの話だからだ。
相互評価をするメリットの一番がランキングに入れることだろう。確かに不正から受け取ったポイントでも、それはなろう内では、価値のあるポイントだ。
ランキングに入ることで、沢山の人に読んでもらえる。単行本化を望んでいる作者ならば、ランキングに入ることは正に第一歩であり、そして最大の近道だ。
確かにそうかもしれないが‥‥‥
2,なろう内のポイントは、実質的に無価値になるのでは?
こうなった時には、なろうは終わりだ。
これから先に相互評価が今以上に深刻化したとしても、運営にはそれを止める手立てがないだろう。
なぜなら相互評価してるかどうかは分からないからだ。
しかし、相互評価が今以上に蔓延り、ユーザーが今以上に疑心暗鬼になる。
そして不正無しに、偶々にランキング上位に載った作品までも疑い始める。
そして面白いことに、この相互評価というシステムは嫌がらせにも使える。
上記の様な例の作品に、嫌がらせに感想に相互評価していると言った内容の物を何通か書き込めば、情報操作であっという間に噂は拡散するだろう。
私だったら不正したと思われる作品を好んで読みたいとも考えない。
将に小説家を狩ろうだ。
そして、勘違いしないでほしい。小説家を狩ろうという特異な状況は、異世界転生が蔓延しているこの状況下で、もう成り立っていることを。
※これらの話で一先ず本題は終わりですが、これより下は最近作者がなろう内で読んで有り得ないだろと感じたことを手短に書きます。どうぞ最後までお付き合いしていただければ幸いです。
最近、なろう内のある作品を読んでいたときに、有り得ないと感じた物があった。
それは、プロローグでの主人公の生い立ちや、小説に背景描写は要らない。心理描写も短くしてストーリーを進めるという物だ。
如何にライトノベルと言えども、それは小説と言えるだろうか。主人公の生い立ちも、小説内では、なぜその行動をとるのかという点でとても大事だろうし、背景描写もその世界に入り込む為には欠かせないだろうし、心理描写はストーリーの次ぎに大事な点だと作者は思っている。
本当にこの様なことが、なろう内での当たり前だとしたら、いよいよなろう作品でも救いようがないと思ってしまった。