ギルドマスター改めツッコミマスター
俺達が部屋出るとそこには男が1人現れた。
「起こしに来たんだが、少し遅かったな。」
「なぁ~にが起こしに来たか、ずっとドアで待ち構えていたくせに。」
そう言うと、男は少し驚いた顔をして
「おや?気配は消していたんだが?」
「俺には独特な察知方法があってな、気配消しても丸分かりだ。」
「その内、教えて貰うと助かるな。」
「その内な。」
その時カナがそいつ誰?的なジト目で見てるのに気が付いた。カナのジト目はテレパシーか!
「おっと自己紹介がまだだったな。この無礼な男がギルマスのホークだ。」
「よろしく。カナ、マリ。なお、無礼じゃないぞ!」
「よろしく。・・・って何で私達の名前知ってるの!?」
「ふっ、それは観察眼持ちだからさ。」
「魔眼!ザ・ファンタジー!」
「カッコつけるな。ホーク、カッコ悪いぞ。」
おっとカナと同時に言ってしまったようだ。ホークは何を言われたか分からず、カナはセリフがかき消せれ怒っている。俺的にホークにカナの中二病発言聞かれなくて良かったよ。
「ホーク、冒険者カード準備出来てるのか?」
「もちろんだとも、後はこのカードに血を流してくれればいい。」
そう言って、俺達に1つずつカードを渡した。これが冒険者カードらしい。俺達は指先に少し傷つけ、血を流した瞬間だった。
無色だったカードが、カナと、マリのカードが銀色、そして俺は
「何故真っ黒?」
「はあ!?SSランクに、SSSランクだと!」
「落ち着け、そしてどういう事か説明しろ。はい、吸って~吐いて~。」
ホークに深呼吸させると、落ち着いて話始めた。
「ギルドのランクは実力に応じて自動的にランクが上がっていく。E~A間では青色だが、Sランクから色が変わり、Sランク金色、SSランク銀色、SSSランク黒色に変わり、SSSランクは今はケイを含めて5人だ。」
その説明に3人ともバラバラの反応を返した。
「つまり、俺は最初からSSSランクだったと言うわけか。まあ、当たり前か。」
「実力に応じて自動的!?異世界のの技術も進歩してるのね。ここに地球の技術を使えば、グフフ・・・」
「よっしゃ~!そしてここから私達の伝説は始まるのよ!世界を乗っ取るぞ!えいえいおー!」
「ケイ、それ当たり前じゃない!異常だからな!マリは何を作ろうとしているか恐いから安心安全な物を造って!カナは世界征服この三人ならできそうだからやめて!」
「俺的には星が真っ二つになるのはまだ大丈夫だが、粉々になったらようやく異常だな。」
「安心安全の地球破壊・・・いや、いっその事、安心安全の世界滅亡爆弾造るだけだよ。」
「マリいいね!それ使って世界脅して世界征服するのだ!」
「ケイの普通が異常過ぎて感覚が壊れてる!世界滅亡爆弾のどこが安心安全何だ!?いつの間にかカナとマリが共闘してる!?」
ホークはツッコミの嵐に遂に力尽きぶっ倒れた。
「さすがだ、俺達のボケ合いにここまで着いてこれたものは居ない。ツッコミマスターの称号を与えよう。」
「要らないよ!ギルドマスターで十分だ。」
「ツッコミマスターの戯れ言はほっといて、ステータス確認しようか。」
「待て、ほっとくな!」
カナ・ミズタニ
魔力・S
魔法
火魔法S(ファイヤーボール、ファイヤーアロー、ファイヤーウォール、ファイヤーストーム、ヘルインフェルノ、エクスプロージョン、メテオストライク・・・)
水魔法SSS(ウォーターボール、ウォーターアロー、ウォーターウォール、コールドボール、ブリザード、オーバークーリング、コキュートス・・・)
緑魔法S(リーフボール、ウッドアロー、ウッドウォール、リーフストーム、メイクゴーレム、ソナー、ストーンエッジ・・・)
光魔法SS(シャインボール、シャインスピア、パラライズ、ライトニングムーブ、ライトニングサンダー、サンライト、ヘルサンダー・・・)
闇魔法S(ダークボール、ダークナイト、メイクゴースト、ポイズンミスト、ポイズンアロー、デーモンハンド、ヘルインパクト・・・)
詠唱破棄
マリ・ナマジマ
魔力・SS
魔法
付与魔法SS(強化付与、弱化付与、魔法付与)
創作魔法SS(メイクウェポン、メイクプロテクト、メイクマシン、メイクポーション)、回復魔法A(ヒール、ハイヒール、エクストラヒール、エリアヒール、エリアハイヒール、エリアエクストラヒール、デフェクトヒール)
観察眼
ケイ・ゴトウ
魔力・測定不可能
魔法
なし
「「「「はあ!?」」」」
4人全員の声が揃ってしまった。まあ、仕方無い。俺のステータスどういうだ!?
カードの色はクレジットカードをモデルにしてます